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カテゴリ:歌
こないだ、ブログで親しくさせていただいているm.i.vectorさんのところでコメントしてから、無性に「みんなのうた」のことが頭から抜けなくなった。(のっけから私信。m.i.vectorさん、あの歌のタイトルはやっぱり「アップル パップル プリンセス」で正解でした。サンクス!)
「みんなのうた」無論、サザンの歌ではなく、NHKのあの番組のことだ。ちなみに私は、サザンがなんであれほど人気があるのか未だに理解できないクチ。ま、そりゃいいや。 放送開始から40年以上。たぶん誰もが一度は見たことのある、長寿番組。ってか、ネットで検索してビックリ。曲の多さは言わずもがな、妙な人たちがけっこうボーカル取ってるのな。 タモリにテツ&トモに大仁田厚にガレッジセールに中井貴一に楳図かずおに川谷拓三に…。あと、懐かしい歌手の名前も目白押し。BaBe、シュガー、ゆうゆ、チェリッシュ、Char(!)、加山雄三、元祖御三家の橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦(!)、石原裕次郎(!!)…。 まぁ、くわしくは個々にお調べください。今挙げた以外にも意外なアーティスト多数で、へぇ~、ほぉ~!の連発だから。静岡の産んだアーティスト、ピンクレディも「テレビが来た日」で「みんなのうた」の仲間入り。元祖アニソン四天王のうち、子門、ささき、堀江さんはしっかり持ち歌有り、だ(残る水木一郎は…「おかあさんといっしょ」でその隠れた才能、持ち味をいかんなく発揮している…)あっ、ジュディオングも歌ってる!秀樹も1曲。しかし、スゴイ顔ぶれだね…。 私が「みんなのうた」をよく見ていたのは小学生の頃。「子供ニュース」の前後どちらかでやっていた、気がする。で、やっぱりその頃の曲に一番思い入れがあるんだけど、中でもずっと私のベスト・ワンに輝き続けているのが「小犬のプルー」。みなさんご存知ですか? ♪ひとりぼっちの僕とプルーが会ったのは 夏の終わりの北の街 僕を見るなり駆けてきて 優しい目をして付いてきた ひとりぼっちの僕とプルーが眠る頃 おまえの体に吹きつける 冷たい風が気がかりで 眠れぬ夜もあったのさ ひとりぼっちの僕とプルーが別れたのは 寂しい目をした日暮れ時 誰かにおまえを頼めたら 今また会いに行けたのに 栗毛色した小犬のプルー 行方の知れない 僕のプルー♪ オーイオイオイ、詞を思い出すだけで泣けてくるじゃないか。 歌っているのは本田路津子さん。後に石川ひとみがリメイクしているそうだが、こちらは未聴。 さてこの歌、「お笑い頭の体操」でその画風を世間に知らしめた佃公彦画伯のペーソスあふれるキャラのアニメーションをバックに、“僕”と“プルー”の出会いから別れまでを端的に綴った詞と情緒豊かでしかも儚げなメロディが流れていた。 まぁ、あれだ。1、2番でのプルーとの交流を経た、3番が肝。 “僕”の置かれた環境がプルーとずっと一緒にいることを許さない。そしてある日暮れ時、ついに悲しいお別れ。あぁ、今頃どこでどうしているんだプルー!今すぐにでも会いたいぞプルー!お~い戻ってこいよヨロ~!!どれだけオモチャの取り合いで人の指を咬んでももう怒らないから、もう一度、戻ってこ~い!!! …ハッ、妄想! いやしかし、マジで今聴いたらヨロタルがいるだけにきっと泣けてくるな…。 ちなみに、この曲のパート2というか続編的ソングも存在する。「ぼくのプルー」って歌で、こちらはプルーと別れたその後の“僕”の心情を綴っている。結局この歌でも“僕”はプルーに会えていない(会いたい気持ちは重々あるけれど)ってことで、やっぱり切ないなぁ。 (ちなみに、つかの間の動物との交流→別れソングの究極は、「おかあさんといっしょ」で水木一郎が切々と歌った「しっぽのちぎれためだか」だな。これも悲しいかなしい、しかし名曲だ) 実はこの「小犬のプルー」には、放送当時のある個人的なエピソードがあって、それが私のベストワンに今でも輝き続けてる理由のひとつなんだけど、それはまたいつか(昔飼ってた犬が…とか、そういうのじゃないよ)。 とにかく、私にとって「みんなのうた」といえば、何を差し置いてもこれ!なのである。 みなさんの“「みんなのうた」のこの1曲”は? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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