|
カテゴリ:etc
会社が休みだった昨日のお昼、「ごきげんよう」を見たらゲストでチンペイちゃんこと谷村新司が出ていた。
今チンペイちゃん、定期的に中国で音楽の講師をしているとのことで、そんな話題の中から印象深い言葉が聞けた。 「オーケストラでもバンドでも、演奏前に必ずチューニングをするけど、なぜみんな“ラ”の音で合わせるのか。 ドレミファソラシドの“ソ”は、イタリア語の“ソル”つまり“デルソル”から太陽という意味。ではその上の“ラ”は?太陽の上、ということで、宇宙を表しているんですよ。 で、最初の“ド・レ・ミ”は地上のもの(大地とか人とか)のこと。それじゃ“ファ”は? …地上と太陽の間、つまり“風”。“ファ=F(キー)”ということで、Fで曲を作ると風の音楽になるんです」 「音楽にはキーとコードが存在する。なぜか?キーは“鍵”、コードは“暗号”。曲の中には必ず鍵と暗号が隠されてるってことなんです」 こ~んな話を、あのやさしくもイヤラシイ(彼の場合これはホメ言葉になる)語りでとつとつと話されたら、そりゃ印象に残るってもんだ。 「ごきげんよう」らしからぬ高尚な話に、思わず私も妻もうなってしまったのであった。さすがチンペイちゃんだね。 その後、妻と社会保険事務所まで行ってきた。昨今のニュースから、一応念のために結婚して姓の変わった妻の年金データを確認してみよう、ってことで。 思ったよりは混んでなかったものの、それでもやっぱりけっこう待たされた。 で、その待ってる間、何気なく待合所で見ていたテレビで羽田健太郎氏の死去を知った。 最近、著名な方のこんなニュース、続くね。先週は石立鉄男さん(なぜ“チー坊”と“奥様は18歳”と“スチュワーデス物語”と“トミーとマツ”の映像は流れて“事件狩り”“夜明けの刑事”が出ないんだ?無理な相談か?)、そしてこの日は羽田さんか。 いつものことながら、うらさびしい気分だね。合掌。 それにしても、だ。あの年金5千万件データ消失事件、あきれるしかないな。 民間企業だったらもう、建て直し不可能なダメージを食らうほどの不祥事であるはずなのに、な~んかこう、与党も野党もその発言に緊張感が見られないのはなぜだ?裏で死ね死ね団でも暗躍してんのか? コンプライアンスの遵守を必死に追求している民間会社や個人商店の目からすると、どうもぬるい。甘い。ホントに失われたという5千万件のデータ、全件調査できるんかいな?散々人の金をむしりとって、証明がなけりゃ支払わないって、詐欺もいいとこだ(これは措置がとられるみたいだけど、それにしたってあの総理の「証拠がない人まで支払わなきゃならんのですか?」発言は最大の暴言と思うぞ)。 あぁ、この先どうなる年金?憂う国、その名は日本、だ。 ちなみに、妻の年金記録はしっかり事実のまんま残っていた。ひとまず安心、やれやれだぜ。 あと、話は前後するが、午前中には久しぶりにウルトラマンの第2、3話を見た。ご存知バルタンと名怪獣ネロンガの出る話。 ネロンガって、王道怪獣だよなぁ。その昔、「フランケンシュタイン対地底怪獣」って映画で銀幕デビューした東宝のミッキーマウス怪獣、バラゴン(だってあの耳…)の着ぐるみを改造したという、地底から出現する怪獣としては最大限の説得力を持つあのスタイル、造形。頭部のツノのギミックもいい演出。それにあの声。ホレボレしたなぁ。 そしてバルタン。 いやしかし、この第2話「侵略者を撃て」って話、バルタンのキャラクターとしての魅力もさることながら、ストーリーと見せ方が面白い。 特に冒頭とエンディング、カメラ目線で視聴者に語りかけるイデ隊員がいい。ふつうこうした演出(なり、脚本)のエピソードって、もっと物語の後半、たとえばワンクールツークール過ぎたあたりでやるもんだろう。それを第2話というきわめて早い段階からやってしまうパイオニア性がスゴイのだな。あのメタ・ドラマ(脱・ドラマ)「お荷物小荷物」の先を行ってるじゃん。 その、イデ隊員の時系列ハチャメチャなセリフも(ちょっと考えると、エンディングでのセリフはまさに時空を越えた発言だ)エピソード的にはまったくOK。本来シリアスなストーリーであるはずなのに(20億人対20億人の星間戦争だ)、こんなライトな結び方をするあたり、やっぱりすごいやウルトラマンって。 粋と茶化しのギリギリなラインで綱渡りしているこの話、もっともっと評価されるべきだと思うゾ? さて、前回列伝の予告通り、次回はいよいよ「こいつぁスゴイぜ!」な歌を…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[etc] カテゴリの最新記事
|