|
カテゴリ:etc
いきなりな話でなんなんだけど、みなさんは顔を血まみれにしたことはあるだろうか?
私は二度ほどある。 1回は保育園の帰り道。砂利道で転んだとき、石かガラスで切ったんだろうなきっと。 転ぶこと自体は何度もあるので別にどうってことなかった(と思う)けど、顔を上げた瞬間ポタポタとしたたり落ちるものが。持っていたサスケのハンカチ(絵柄も覚えてる)を当ててみると真っ赤に。これにはパニクったね。 あわてて家に走った。親もさぞかし驚いただろうな。いきなり息子が泣いて帰ってきたと思ったら顔中血まみれだもんなぁ。 もう1回は小学生のとき。ある日曜の朝、お使いで牛乳をひとりで買いに行った。その帰り。2本だったか3本だったか胸に抱え、早く帰ろうと走ったとき、またこけた。 牛乳ビン=ガラス製。当然割れて、その破片でサクッと。またしてもブッチャーにやられたテリーファンクばりの大流血。胸元を牛乳と血で濡らし、泣きながら帰った。そしてふたたび親を驚かすハメに。 ふたつの傷あと、額と眉毛の中に今も残っている…。 まぁ子供のころはこれ以外にもよくケガをしたもんだ。 手のひらには鉛筆の芯が未だに刺さったまま残ってるし、ストーブの上に手をついて片焼きするし、火傷といえば昔住んでた家は薪で沸かす風呂だったからたびたび罐に触れて足を根性焼き。 保育園の遠足ではポケットに手を入れて歩いていたばっかりに、コケた(ホントによくコケたのだ昔は)拍子に鼻の頭を強打するわ、小学6年のプール掃除の際には友人とふざけていて水の張っていないプールに落ちる(小プールでまだよかった)、で、落ちるといえば講堂の舞台からも背中から落下(これも友人とふざけていたせいだ)。 あとドーム型の回転式ジャングルジムから振り飛ばされて額に砂利や砂がめり込んだこともあれば、とどめは盲腸で入院したときなぜか手術室で今まさに執刀という間際に目覚めてしまい、素っ裸のまま手術台で延々暴れまくったあげく、手術を断念させたこともあるぜワッハッハ(おかげで今も私のお腹のなかには盲腸くんが鎮座している…ってこりゃケガとは関係ないか。けど、腹を切られてる最中に目覚めなくてよかった~) 病気はともかく、大きな怪我をせずに済んだのは良いが、その分こんな小さなケガは日常茶飯事だったなぁ。 先日、ネットのニュースで「高所平気症」なんて言葉を知った。 文字通り、高さに対する恐怖心が薄くなる症状のことを言い、子供のマンションからの落下事故にも影響を及ぼしているとか。これ、「子供環境学会」副会長の織田正昭氏の説。 で、織田さん、この高所平気症(ひいては転落事故)に対する予防策として、子供を外で遊ばせることが大切、と指摘している。 ブランコやすべり台で遊ぶことで、高さに対する意識を養える。危険だからと子供を外に出さない、ではなく、「外」を経験させることが重要なんだって。無論、幼児のうちは親の監督が必要だけど…。 ま、マンションの設計自体にも痛ましい転落事故の原因は潜んでいるだろうし、平行して考えていかなきゃいかんとは言うものの(織田さんも無論この点についても指摘しているが)、そうだなぁ、怖さを知るっての、必要だよなぁ。 というか、なんかこの「高所平気症」っての、時代の合わせ鏡のようなところがあるな。 痛みや怖さを知らないから行き着くところまで行ってしまう(大事故だったり事件だったり)。これってある面とても怖いやね。 先に挙げた私のケガなどかわいいもんだ、と、これは今無事だから言えることなんだけど、でも何度となくケガしたおかげで「ああするとヤバイ」「こうすると危ない」ってのが身に染みたし(あと私はやっぱりおバカだってことも?)、万一ケガしてもこの程度なら大丈夫って判断がそれなりにわかるようにもなった。もちろん軽いケガに限るけど。 そう、程度の問題はあるにせよ、怖くて痛い思いは子供のころにしといた方がいいかもね。特に男の子は。 あ、ホントは一生まったく一度もケガなんぞしない方がいいんだけどさ。 でもささきいさおも歌ってることだし。 ♪戦うからは傷もつく それが人生 生きがいじゃないか♪ってね…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[etc] カテゴリの最新記事
|