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最近の芸能ニュースで目をひいたのが、小柳ルミ子の再婚話だ。
いやまぁ、彼女の浮いた話でおぉ!と思うほどファンでなし、普段から注目していた芸能人ってわけでもなし。というか、このネタ自体がガセでもどうでもいいのだが、気になったのは27歳という相手の名前。石橋、いしばし…んっ?もしや…?やっぱりそうだったか!石橋正次の息子だったかぁ~!(というのをニュースで知った) そう、話題にしたかったのはウワサのふたりでなく、石橋正次のことなんである。いや~こんなところで彼の名前が出てくるとは。昔の級友に道端でバッタリ逢った気分だぜ。 石橋正次、なぁ。私たちの世代にとってはある種の感慨をもたらす役者だ。 紅白歌合戦でも歌われた「夜明けの停車場」と、なつかしの青春ドラマ「飛び出せ!青春」の高木くん役が有名か。 しかし何といっても特撮ドラマ「アイアンキング」の変身しない主役、静弦太郎を忘れるわけにはいかん。彼とあの名曲「ひとり旅」無かりせば、あの作品も単にマイナー特撮で終わっていただろうと想像できる。 石立鉄男、鈴木ヒロミツ(思えばこのふたり、すでに鬼籍に入られたんだよなぁ)と名トリオだった「事件狩り」、その後番組だった「夜明けの刑事」。ともにテーマソングも歌っているが、名曲と称するかどうかは別にして好きな歌だな。レコードB面の♪気がつけば君は、もぉ~ひぃとづまぁ~~~♪も含めて(熱唱度では彼のもち歌の中でもトップ級だろう)。 実写映画版「あしたのジョー」では矢吹ジョーを演じたり、小野寺昭や由美かおるらと共演したライトなトラック野郎物「火曜日のあいつ」も忘れられない。マニアックなところで言えば、「帰ってきたウルトラマン」へのゲスト出演(第16、17話のサブちゃん役)も挙げられよう。また彼にしかできない役どころだったんだなこれが。 芸歴の長い彼のこと、調べりゃ他にも出演作はいっぱいあるだろうけど、とにかく“さみしい目をしたやんちゃな乱暴者”役をやらせたら天下一品!後にも先にも、あまり他に例を見ないタイプの役者だったな~(って、過去形にしちゃマズイだろって) 先に挙げた「アイアンキング」の影響、ばかりでもないだろうが、“石橋正次”という名前の響きに、藤岡弘、や黒部進らと同じ匂いを感じる。その名を目にすれば自然に体が“おっ!?”と注目してしまう感じといったらよいか。そう、石橋正次は私にとってヒーローのひとりだった気がするなぁ。 そのオチャラケぶりは大人の余裕すら匂わせ、一転さみしい目をしたときには他人を寄せ付けない怖さもあり。変身ヒーローとはちがう方向性で「カッコイイ」と思わせた役者であった…。 しかしなぁ、小柳ルミ子と石橋正次か。21世紀の今、昭和の時代にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えるな。って、ウワサになったのは彼の息子だってば。 けど、なんともまぁ、ふたりの名前を並べると、昭和の芸能ニュースだよなぁ(しみじみ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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