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改めて述べるけど、普段は少しも気にならない静岡弁もふとしたときに「おぉ、やっぱりローカルな言い回し!」と思い知らされる瞬間って、ある。
前回のように文章に起こすともう如実に、というかイヤってくらいに実感せざるを得ないんだけど、ほかの地方の人と話していてサクッと指摘された瞬間も…。 昔、会社の研修で他県の人と一緒になったときのこと。はじめは知らないフリをしてても、2泊も泊り込みの研修なぞ受けてればそれなりに打ち解けてくるってもんで。 で、休憩時間になったとき、何気なく言った「お茶でも飲みに行かざーやー」のひと言に、思いっきり反応されてしまったんだな。「静岡じゃ“ざー”って言うんだねぇ」って。 言われてみりゃそうなんだよな、他にはあまり(いやほとんど)聞かない言い回しだもんなぁ。 どの県からきた人だったかは忘れたが、何気に悔しかったのでその人に言ってやったよ。「この“ざー”は、『知らざぁ言って聞かせやしょう』と同じ語源なのだワッハッハ」 ま、こりゃウソ八百だけどさ。 あと、テレビで静岡弁を不意に聞いたときのこっ恥ずかしさときたら、もう…。 いや、よくある街頭インタビュー(「このところの政界をどう思いますか?」「えぇ、もうちょっとしっかりしてくれないとねぇ」みたいなやりとり)だったらいいのだよ。 たとえばローカルニュースの「○○町で農業を営む□□さん」へのインタビューなんかだとテキメンだ。 「昨日もね、うちの畑がさぁ、あの雨ですごいことになっただけんさぁ…」 うぉ~!ムズムズムズムズ。そこらかしこを掻きまくりたくなるこの瞬間! なぜに普段の会話では気にもならない静岡弁が、公共の電波を通して聞くとこうも“いてもたってもいられない”状態になっちゃうんだろう?テレビ画面が持ってる、ある種の客観性ってやつか?不思議だ。実に不思議だ(他県の人も生まれ育った街の言葉がテレビから聞こえてきたら、そういう感じ、するんだろうか?) しかしまぁ、ひと口に静岡弁と言ったって、東西に20km、南北に80km(あ、清水区を入れるの忘れてた)を持つ静岡市。たとえば山の方、海の方、安倍川を挟んで川向こうとこっちなど、微妙に言葉が違ってたりするんだよな。 で、となりの市の焼津、藤枝に行けばまた独特な言い回しがあったり(清水もそう)するし、こんな狭いエリアでもいろんな方言があるっていうのも、“言葉はその土地の文化を表す一端”という証拠かもしれないな。 でもさ、いくらテレビから流れてくる“ざー”や“らぁ”に赤面しても、生粋の静岡人としてはやっぱりどこか基本!って感じがするな。そうだら?他の静岡市民さんたち。あっ、くれぐれも「しっちらないそんなこたぁ」(そんなことはしらない)だの、「ま~ずしょんねぇこいつ」(もう仕方ないなぁこいつ)なんて言わないで…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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