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GWの5日、NPOの仲間と佐世保市の高島、黒島を訪問しました。
この2つの島、佐世保市の相浦港からフェリーで25分と50分と 結構近い場所にある離島です。 相浦港桟橋から乗船するのは初めて。遠くの岡の上に相浦教会が見えています。 長崎県はカトリックなどキリスト教の信者が多いところですから、教会も暮らしの中に溶け込んでいます。長崎市はもちろん、佐世保市も佐世保駅の前に教会が見えます。写真の相浦の教会は、黒島の教会より新しく昭和16年の戦争の始まる年に建設されたそうです。現在の教会は昭和35年に創られたそうです。 船は出港すると最初の寄港地高島へ直行します。 高島は面積:約2.6平方km 、周囲 - 約21km 、人口 - 239人(2005年国勢調査)で、 イノシシの形に似ています。(友人の話) 中心部は港湾施設と集落がある中部のくびれた部分で、島で一番高い番岳は江戸時代に 平戸藩が沿岸警備のための番所を置いていました。名の由来です。 また、西海国立公園の中にあり、九十九島の一つです。最近の発掘(宮の本遺跡)の結果、 縄文時代から人が生活していたことが明らかになりました。 高島は地元ではちくわの産地として知られています。地元の人の話では100年以上前から 続く産業との事でした。 島に着くと真っ先に見えるのが番岳(標高138m) 。高島で一番高い山です。まずは、ちくわ工場の見学と試食へと話していたら、桟橋にいた地元の人から、「せっかく来たけん山に登らんですか、家の車を使えば。」とのありがたい申し出。嬉しいやら驚くやら。まさにホスピタリティーの実体験でした。 車で5分ほどの山の上は、公園になっており、西側からは遠く五島が見えるそうです。また、東側は、旧日本軍の聴音機が設置された跡が整備されていました。約8KM先の飛行機の速度や高度が分かったそうです。(案内看板より)このあとちくわ工場を見学、鱈で作ったというちくわが1本100円、いわしは70円でした。熱々の出来立てを頂きました。いわしのほうが美味に感じました。 写真は島の人からお借りした軽トラックです。 つぎに向かったのが黒島。 黒島は、面積:約5.3平方km(佐世保市資料)、周囲:約12.5km 、人口:650人 (2005年国勢調査)の島で、高島と同じく西海国立公園の中にあります。九十九島の 中では一番大きな島です。出黒崎という名前の通り、長崎の黒崎地区から渡ってきた人が多く、隠れキリシタン」の島として知られています。島民の8割はカトリックの信徒だそうです。 黒島の名の由来は2つありますが、ポルトガル語で十字架の意味するクルスがなまって、「くろ島」になったという説が有名です。ちなみにもう1つは、樹木が生い茂って黒く見えることから「黒島」となったいう説だそうです。 いよいよ黒島の港が見えてきました。港には事前にお願いしていたガイドが見えました。 島にある佐世保市の支所を通じて、ガイドさんをお願いしていたのです。 3000円ほどかかりますが、車も用意していただきました。 ここにもホスピタリティーの精神が見えます。 島に到着するとまずは、ガイドさんに連れられて島の中心部にある旅館さんで昼食。 これも事前予約ですが、あわびの刺身、漁師さんから直接買い付けてきたという 30センチ以上はあるいっさきの塩焼きとあらかぶの吸い物、などなど食べきれ ない量でした。これで2000円です。 昼食が終わったら、黒島天主堂へ。 黒島天主堂は、島内の観光スポットで現在は 国の重要文化財となっています。1902年、マルマン神父が島の信徒とともに建造したそうです。世界遺産暫定リストへ追加記載が決定して いるそうです。 教会は、信徒の方々のボランティで維持されているそうです。 このほかにも、島には串の浜岩脈(島西部の海岸にある総延長約300mに及ぶ長崎県最大の玄武岩岩脈、県指定天然記念物)や、根谷の大さざんか( 根谷地区(島で一番温暖な地区)に樹齢250年~350年佐世保市指定天然記念物)などがあり、ガイドの方から詳しくお話を聞くことが出来ました。 最後は、皆で磯に下りてみな拾い。大いに盛り上がりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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