テーマ:最近観た映画。(40131)
カテゴリ:水曜日 ちょこっと深呼吸
いやはや、やっぱり可愛いよなぁ…寺島進さん。もう、抱き締めたいよ。
去年、缶コーヒーのCMで、浅野忠信さんと寺島進さんの『金持ち兄妹』って シリーズがあったの、覚えてらっしゃいますでしょうか? 私は、あのCMが大好きで「この兄弟で映画とか作ってくれないかなぁ…」と ずっと思ってたんですね。だから『ナイスの森』は、もう楽しみで楽しみで!! やっと観に行けました!いやぁ、面白かったよ。 『ナイスの森』は、超短編が21本(だったかな?)集まって構成されてます。 寺島進さん、浅野忠信さん、なぜか太った外人の男の子の「もてない3兄弟」を 中心に、全部の物語が「誰かが誰かの知り合い」とかで、どっかで繋がってます。 で、内容は…無いよう。。。。。うふ。 ちょっとオカシナ人達の、日常の一コマがバラバラと描かれてるだけです。 …「日常の一コマ」って言っても「ちょっとオカシナ人達」ですからね、 イマジネーションに富んだ、妙チキリンで不条理な世界がバリバリ全開です。 クローネンバーグの映画に出てきそうな、気持ち悪い「生き物な道具」も 出て来ちゃうんですが…これが妙に「お人好し」な感じでカワイイんだわ。 (世の『山田さん』達、映画を観ても気を悪くしないようにね。) ナニカが起きて、誰かがどうかなって、結末があって…なんて「ストーリー」を 期待して観ちゃうと「全然!ワカラへン!!」となっちゃいます。 なんていうか、「友達同士でバカ話してる」みたいな映画なんですよ。 アッチへコッチへポンポン話題が飛んで、「何か」取っ掛かりがあると 突っ込み突っ込まれで話が広がって「あ~あ。可笑しかった」ってなる… あんな感じです。すんごい無益なんだけど「楽しけりゃいいじゃん」みたいな。 いわゆる「不条理な世界」を描いた映画って、なんか妙に難解だったり 暗いイメージだったり、どこか「冷たい」感じがしますが、『ナイスの森』は とってもアッタカイんですよね。身近な人達への愛情に溢れてる感じがします。 そういうトコロ、『茶の味』に近いものがあります。 【Springセール】茶の味 グッドテイスト・エディション(初回限定生産)<Mar60> しかしだな…この映画、私はカナリ好きなんですが、 映画館を出た大半のヒトが「金かえせ」状態。ボロクソに文句の嵐だったよ。 途中で帰っちゃったヒトもけっこういました。 確かに、アレを3時間(!)は、ちょっとシンドイかも…って気はします。 なんか、学生作品みたいなノリなんですよ。 8ミリのフィルムをカラカラ回してるみたいな青臭いエゴイスティックな部分が チラホラ見え隠れするんですよね。それを役者さんのパワーで乗り切ってる感じ。 あのキャスティングじゃないとキビしかったかもね…と思ったりもします。 ちなみに…「私のカワイイ」加瀬亮さんも出てますが あの「何をしても妙にハマる」キャラクターが存分に活きております。 年下の女の子にゴロゴロ甘える「オツム弱くていい加減そう」なヤツだったり、 変な白いスウェットの上下を着てパンチパーマで変なダンスをしてたり、 前髪を1対9に分けて子供用のブレザーを着て短パンの裾からブリーフを出して 変な「オシリの穴」みたいな機械に手を突っ込んでたりします。 なんとなく『FROG RIVER』のツトム君が大人になったら…って感じでした。 そうそうそう!!!加瀬亮さんと言えば!!! 『ハリウッド映画』にデビューしちゃうのよ!!!ヒョエー!!!!! クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』という 大平洋戦争を描いた映画に出ちゃいます。12月公開なんだそうな。 う~ん、旅立っていくのが嬉しいような寂しいような… なんだか「母」の気分でございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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