プロローグ
今日、部活があった。
朝、空を見上げると、普通の曇り空だった。
-ここから、すべてははじまった-
本文
寒い朝だった。学校に行くと、おなじみの野球部の顔が見えた。その群れに混じり、投球練習をしていた。
そのときも、普通の曇り空が見えていた。
先輩方は来るのが遅かった。まあ、いつものことだと、のんきに考えていた。
部活開始ちょっと後、先輩はやってきた。
おはようございます!!
野球部の朝はこれに限る。
そして、部活が始まった・・・・・。
いつもよりハイペースなランニング。通常どおりのアップ。すべてが、日常のワンシーンだった。
そして、キャッチボール開始直後だった。
おい、雨降ってないか?
え?そういえば・・・・。
練習は続いた。この時期でも、東北の冬は続く。残暑ならぬ、残冷だ。その雨は、冷酷なほどに冷たかった。
練習は続く。
雨ノック、雨バッティング、雨バント、雨投げ込み、雨マラソン、雨中継プレー・・・。
雨、雨、雨、雨、雨、雨、雨、雨。飴?
そんなこといってる場合じゃない。本降りだ!!濡れる・・・・。
練習は、4キロほどの雨マラソンで閉められた。恐ろしい雨である。濡れに濡れ、帽子から滴る雨水で、ついには前さえ見えない。しかも、頭が痛い。風邪だ、風邪。
しかし、悲劇は終わらなかった
帰り道、ホッカイロを取り出す。ふう・・・あったまろうか。うん?あれ?
5個あったカイロ全滅。
どれ一つとして発熱せず。
帰ってから、風呂に飛び込んだ。
いつもよりも、温かく、よい風呂だった。
~完~
エピローグ
この物語は、フィクションではありません。
実は、・・・・・・、実話です。くだらないギャグでした!!