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雪の降らない僕らの街に -YUKIHURA-

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2007.01.12
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小説更新のお知らせ

桜木のバットは空に黒光りした。
相当気合は入っているだろう。
アメリカンジョンソンはストレートを初球投げようとしている。

さて、どうしたものか。

満塁。

4点のリードが、情けなく見えてきた。
これは、ホームランで4点、つまり、追いつかれるのだ。
どうしたものだろうか。

長いサインの確認は、ホップで落ち着いた。

初球。

155キロ高めギリギリストレートホップ。

桜木はタイミングを合わせてきた。

バゴーン!!

大きな音とともに、打球はセンターに飛んでいった。
打球は忍者、一河新撰組の頭を超えた。

ダッシュで外野が打球を追う。

フェンス直撃の特大の当たりだったが、ギリギリでホームランにはならなかった。

一河はワンバウンドで打球を捕球。

右手に持ち替えた。

こうしている間にも、二塁ランナーはサードベースを蹴った。

オレ、神坂はキャッチャーだ。

叫んだ。

「間に合わない!!」

一河に聴こえたのか。

聴こえていれば、中継に投げるだろう。
そしたら、この状況でも、桜木と一塁ランナーのどちらかをアウトにできる。
そう確信していたのだ。
なぜなら、一塁ランナーの走力がイマイチだったからだ。

いける!!

そう思ったオレの考えとは結果は裏目に出た。

一河はダイレクトバックホームをした。

すでにランナーはサードベースとホームベースの75%まで来ている。
ムリだ!!

そう思ったが、もう遅い。
こうなったら、出来るだけ前進してキャッチして、二塁か三塁に投げるしかない!!

そう思ったが、その必要もなかった。

送球は少しもそれず、神坂のキャッチャーミットを揺らした。
リリースの瞬間から、一河の頭の高さのまま、ライナーで来たのだ。

オレは必死でブロックした。

「ガン!!」

ランナーと足が直撃する。
痛い・・・。

しかし、タッチは微妙なタイミングになった。
ミットがランナーとの接触でストレートに出てこなかったのだ。

砂煙が上がった。

審判の手は、上がるのか。

審判は、大きく両手を広げた。

「セーフ!!」

4-2。
2点差になった。

桜木はベース上で笑う。

2番バッターは、デッドボール。

アメリカンジョンソンは乱れた。

ランナー満塁で、3番バッター、山井。

山井は、一球も振ることなく、ファーストベースへ向かった。
アメリカンジョンソンのフォアボールだった。

乱れたリズムを立て直そうとマウンドへ走る。

押し出しのフォアボールだったからだ。

4-3になった。

1点差。

どうなるのだろうか。この試合は。

相手スタンドの盛り上がりが物凄かった。

ここで、4番だった。
バッターボックスには、四番の野岸が向かう。
ここで、ベンチは動いた。

そう、一試合に一回しか出れない、あの男が出動するのだ。



気がつけば、一番星。
です。、





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Last updated  2007.01.12 17:18:07
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