ずっと、木の葉の陰に隠れてた「彼」が、やっと姿を見せた。
心なしか、彼の表情は嬉しそうだった。
でも、僕は気づいてる。
同時に見え隠れしてる、彼の痛み。
深い、深い、森の中。
僕は彼に必死で言うよ。
美しさ。
醜さ。
この世のすべて。
でも、美しいんだ。
もがく姿は。
汚れた手は。
叶わぬ夢は。
でも、醜いんだ。
飾った姿は。
綺麗な手は。
叶った夢は。
不思議だね、そう言って、笑って、
僕らは生きてた。
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Last updated
2008.11.09 19:46:07
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