家に帰ってテレビをつけると、「森のラブレター」という番組をやってました。
番組の舞台は、脚本家の倉本 聰さんが塾長を務める富良野自然塾と、老夫婦がくらす茨城の山里。
富良野自然塾は閉鎖されたゴルフ場を使って、自然返還事業や環境教育事業が行われています。壊すのは簡単だけど、もとに返すにはその何百倍もの年月がかかる自然。
番組の中で倉本聰さんが、国分太一君に問いかけた。
「あなたが生きていく上で必要なものを3つあげるとしたら何?」
あたしも考えましたよ。なぜか一番先に思い浮かんだのは、冷蔵庫。なんでだろ?食い意地が張ってるから?
渋谷で、若者に問いかけたところ、お金、携帯などの答えが返った来たそう。自然塾で暮らす人は、水、火、ナイフ、などと答えたそうな。所変われば、というか価値観の違いがくっきり。
確かに、水や空気がなかったら私たちは暮して行けないけど、便利な社会に暮らす私たちは、あまりに当たり前なこと過ぎてほとんど忘れている。私たちもからだも60%以上が水分。
番組の中で色々心に響く事があったけれど一番ガツンと来たのは、この地球で水を汚しているのは人間だけだということ。これって、かなり恥ずかしい。
この地球上の水は私たち人間だけのものじゃなくて、動物、植物、その他の全ての者たちとシェアしているのに、汚しているのは私たちだけなんて、何か人間がすごく劣った生き物の様に感じました。というか、優劣をつけること自体間違ってるか。
いま自分にできることは? できることから始めましょ。