鯛釣りの棚
棚はいくつ?鯛釣りでは良く聞かれる言葉である。底からの棚取りの場合は良く、船長がハリス分でやってね~と言いいますよね。このハリス分棚取ったら餌は底に着いているのか?答えは80%NOである。垂直にハリスが落ちているなどというのは潮の流れがある限りまず不可能なことだ。正解は底の辺りに餌があるってことになる。20%の正解はうねりのある時。うねりによって餌が底に届くこともある、カケアガリを狙うときもこの可能性はある。しかし、この船長が言うハリス分ってのは結構良い棚取りである。なんせ鯛は底付近から3mぐらいにいるのだからこれは非常に利にかなっている。だからまずはおいらはこれを基準に考える。鯛は青物と違って、ある一定の射程距離内の中で餌を判別する。しかも上方に餌があるときが一番食う確立が高いとおいらは考えている。こう考えると誘いっていうのも、射程距離内に餌を誘導する、餌を魚に食わせやすい目線にあわす、という効果があるのではないかなぁ?ただなかなかこれだけでは割り切れないのも鯛釣りの魅力で、秋と冬、春の棚は微妙に違うし、船を流し流しながら釣るのか、アンカー打って釣るのかでも変わる。天気や深さによっても変わるし、ベタ底でしか食わないことも経験した。毎回同じようにならないところが鯛釣りの難しさで、何も試さずに毎回釣れるってほど相模湾の鯛はウブじゃないんだよね。だからやっぱりおいらはいつももがいているのさ。