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ハルのおでかけ&チャレンジ日記

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2010.03.14
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昨年9月より、九州電力のエネルギーと環境について勉強する講座(Qでんイークラブ)に参加しています。
昨日の講座はバスツアーでマリ(5才)と参加して、玄海エネルギーパークと玄海原子力発電所(佐賀県東松浦郡玄海町)を見学してきました。

呼子のいかレストランで昼食をいただいたのち、玄海エネルギーパーク・玄海原子力発電所へ向かいました。

玄海エネルギーパーク4階・展望ルームから、玄海灘とともに玄海原子力発電所の全景を一望できます。
4機の原子炉が見えていますね。ウラン・放射能は頑強な五重の壁の中に閉じ込められています。
手前は、発電所の熱を利用した観賞用温室です(今回は時間が足りなくて観賞できず、残念でした)。
玄海原子力発電所

玄海エネルギーパークは、原子力をはじめとした科学エネルギーについて、楽しみながら学ぶことができるパビリオンです。

サイエンス館の中央には、実物大の原子炉模型が展示されています。とにかくデカイです!
2階「原子炉シアター」では、原子力発電の仕組みを分かりやすく説明した映像(約10分)を見ることができます。
ウランの核分裂時に発生する熱をパイプを通して水に伝える⇒蒸気が発生⇒タービンを回して発電するのですが、水温は約320度に達するそうです。
玄海エネルギーパーク

次に、玄海原子力訓練センターを見学しました。
原子力発電所の安全運転を行うため、運転訓練や保修訓練を行い、技術・技能を向上させているそうです。

こちらの画像は、運転訓練のシュミレーター室です。
一人前のオペレーターになるまで、約8年はかかるそうです。
玄海原子力訓練センター

続いては、保修訓練の現場です。
発電所と同じ機器を使って、点検や復旧の訓練を行なっているそうです。
画像は原子炉容器上部のふたをあけるための訓練用機器です。
原子炉内はものすごい圧力がかかっているそうで、画像左下のボルトは専用機器を使って時間をかけて開けられるそうです。
定期点検の際に原子炉容器のふたが開けられますが、(現場の放射能の濃度が高いため)作業員1名・1日あたりの作業時間は限られているそうです(作業員は、事前の国への届け出がないと作業できないそうです。命がけの大変な仕事ですよね・・・)。
玄海原子力訓練センター2

最後に、玄海原子力発電所構内をバスで見学しました。
なんと発電所内は犯罪等防止のため、写真撮影禁止でした!

見学のために、4段階のセキュリティゲートをパスする必要がありました。
また、見学者は事前に国に届け出が必要(フルネーム・生年月日・住所)で、見学は公共の乗り物(観光バス・タクシーなど)に限られ、電力会社社員の同行が必要なのだそうです。
厳重な警備・取扱いのもと、原子力発電所は運転されているのですね。

正直なところ、原子力発電について良いイメージは持っていなかったのですが・・・
安全に原子力発電を行なうために、厳重な管理のもと原子炉が運転されていると今回の見学で知ることができてよかったです。

いつも講座の中で講師のかたがおっしゃるには、石油は今のスピードで消費されると40年で枯渇するとの予測されているそうです。
この消費スピードを遅らせるためのひとつとして、原子力発電(ウラン燃料はリサイクル可能)は不可欠なのだそうです。
また、原子力発電は二酸化炭素も出さないので、地球温暖化ストップにもつながるとのことです。

現在九州電力では、原子力(45%)をベースに火力・水力をバランスよく組み合わせて発電を行っているとのことです。
講座をとおして、地球の限られた資源を大切に使い、次世代へ住みよい環境とともに譲り渡してゆく義務があると痛感するようになりました。

(5月は火力発電所を見学予定です。また皆さんにブログを通じて報告したいと考えています。)





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Last updated  2010.03.15 20:02:30
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