カテゴリ:親子鮭
先月初旬に精神神経科を受診し、今月初旬にはMRIと脳波の検査を受けた母鮭さま。今日は検査の結果を聞きにゆく日でした。
病院の門をくぐって診察や検査を受けたことで、精神的に少し落ち着いたのか、ここのところ繰言も減り、目にも力がかなり戻り、父と共に重いため息をついた春先の日々がウソのような日々でしたので、思ったよりもいい結果がでるんじゃないか と少しの期待をもって、親子三人で先生の診断を仰ぎました。が、残念ながら下された病名は「アルツハイマー型認知症」で、今のところは初期段階ということでした。 はっきりとした病名を聞かされて、帰宅して改めてネットで調べてみて、ほぼ確実に悪化の途をたどり、死に至る病であるという認識を新たにしました。近年言われている、薬によって進行を遅らせることができる というのは、半年とか1年といった短期間であることも改めて知りました。幸い母鮭の場合はいわゆる若年性ではなく老年期発症なので、先生のお話では進行は比較的緩やかなのではないか ということでした。 母鮭が同席している場では、病名は明確には告げられませんでしたので、本人は自分の病名を知りません。MRIの画像を見ながらの説明は、脳の萎縮率?は年相応で、脳波にも異常は見られないので、物忘れは年相応の範囲というニュアンスでした。ただ、梗塞予備軍的に何箇所か、血流の悪くなっているところがあるようです。血流の検査をすることはできますがどうしますか? ということでしたので、備えあれば・・・ という感覚で、母鮭の同意を得て、その検査も受けることにしました。しかしさすがに大病院。1ヶ月先まで予約が一杯。母鮭の予約がとれたのは来月の21日でした。 母鮭を退席させて、父と二人で説明を受ける段になって、病名を知らされました。事前に得た僅かな知識で、外科手術をすれば治る認知症もあると知っていましたが、母鮭の場合それには該当しませんでした。投薬に関しても、治癒のためではなく、あくまでも進行を遅らせるための薬という説明を受けました。 話の中で、先生に、おそらく2年位前から、物忘れの症状が出ていたのではないですか?という問いかけがありました。今から思えばそのとおりでした。去年の夏の墓参りでの「線香・ろうそくすったもんだ」の頃の健忘症状は、既に目に見える状態の出始めだったのだなあと思います。元々が「ぽややん星人」なこと、そして認知症の始まり? でも早いよね といったいくらかの不安からくる「否定したい気持ち」が、受診への戸惑いに繋がっていましたが、本当なら、去年のその時点で診察を受けておくべきだったのかもしれません。検索した資料などを読んでいると、家族や周囲がはっきりと「おかしい」と確信して受診に至るには、大抵、2年位が経過していることが多いのだとか。 鮭が疑問として持っていた「うつ」からくる健忘・思い込み・人格のすりかわりなのでは? 的な部分も、実は逆に、アルツハイマー型認知症という病気がもたらしていたうつ的症状であり、健忘だったというわけです。 皆さんも、お身内のご様子に少しでも?マークがつくことがあれば、早めに受診されることをお薦めします。 短気な父は、母鮭が同じことを繰り返し言ったり、何度言い聞かせても予定を覚えないことに相当苛立ちを感じていて、ついつい語気荒く叱り付けることが多かったようですが、今日の先生の話で「忘れること・覚えられないこと」は病気だから仕方ないと思ってください。といわれて、ひとつの覚悟ができたようです。鮭もそう。 漠然としていたものがクリアになったので、これからは父と鮭で、母鮭に楽しいお気楽ライフを提供できるように家族ができる努力をしていくことになります。勿論、症状が進めばそこに修羅場があるのは目に見えることですが、なんとか、清流を昇る鮭一族であり続けたいものです。 とは言っても、今しばらくの普段の生活のフォローは、ほぼ父に任せることになるので、父の負担が大きくなるのは必至です。が、父自身も同じように、現状維持が精一杯の持病を抱えている身なので、鮭自身の身の振り方も改めて考えなければいけない時期にきているということ。うーん。10円ハゲのひとつくらいできちまいそうな状況だよねw で、仕事の方でも、事業融資を受けるかどうか考え中。金利上昇の前に借り入れして、資金繰りに猶予を与えるか、あくまでも自転車操業でいけるところまで行くのか・・・ 鮭の前途は中々に多難である。 オータムジャンボも3000円しか当たらんかったしなあw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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