テーマ:今日聴いた音楽(75566)
カテゴリ:親子鮭
母鮭の病気の事をネットで調べているうちに行き当たった、スイスオルゴールによる、オルゴール療法。おそらくはその体験版も兼ねているのであろう、アンティークオルゴールコンサートに、母鮭と二人で出かけてきました。大阪駅前第ビル21階にある、スイスオルゴール友の会梅田本部というところです。
もともとは箕面にあったらしく、最近梅田に移ってこられたのだとか。 店舗?の一角に独自の反響の施された部屋が作られているのですが、クロスに覆われているものの、ぱっと見事務用と思しき長机が前後2列に並んでいて、そこに座って聴くのですが、じつは後々、その机にも仕掛けがあることが明かされるのです。 みなさんはオルゴールの音というと、どんな印象をお持ちですか? 『コロコロ、キラキラした可愛らしい、繊細で透明感のある音』 要約すればそんなイメージになるのではないでしょうか? 特に女性の場合、プレゼントとして贈られたり、自分で購入したりと、何らかの形で、一度はマイオルゴールを手にした経験なのではないでしょうか。 鮭も、小学生の頃、親戚のおじちゃんから、小物入れになった、フタを開けると小さなバレリーナのお人形が踊るオルゴールを貰ったことがあります。少しでも長く聞いていたくて、ぜんまいをいつも思いっきり巻いていた記憶がありますw でね、鮭もやっぱり、先に書いたような印象を持ってました。オルゴールっちゃあ、キラキラした音だよねえ って感じですね。でも、今日聴かせてもらったオルゴールの音を耳にして、印象ががらりと変わりました。 なんて素敵で、心が豊かになる音色なんでしょう!! 心身を癒す療法として用いられ、効果を発揮しているというのも、大いに納得です。 で、その豊かな音色を醸し出すための「装置」が、共鳴箱といわれる、弦楽器では本体の一部としてお馴染みの、木でできた箱なんですね。今日聴かせてもらったオルゴールは、アンティークのものがメインで、それらはオルゴール本体がかなり大きいんですよ。ベビー箪笥くらいあるような大きなものもあって、その分、一体となった共鳴箱も大きいので、それ自体での響きが素晴らしいんです。残響も素晴らしくて、曲が終わったあとも、10秒ちかく音が残ってるんですね。もちろん、部屋のつくりによるところもあると思いますけれど。 それで、最後の方に聴かせてもらったのは、現在作られている、見た目普通の、小箱タイプのオルゴールで、但し、ピンを引っかく弁と呼ばれるものの数は、普段私たちが手にする一般的なものが18~22あたりなのに比べると、72弁とかなり多くて、それだけ音域が広いものだったんですが、それでも手に持って聴くだけだと、確かに音色は豊富だけど、しっかり金属質の、オルゴール以外の何者でもない音だし、音量も、部屋中に響き渡るようなものでも勿論なかったんですね。 ところが、共鳴箱に乗せたとたん、音色も音の大きさも本当に一変してしまうんです。そして、その箱に手を置くと、オルゴールから発生する振動が、ビンビン指先から背筋まで伝わってくるんですよ。いわゆる、骨伝導という現象ですね。一時、携帯で、周りがうるさくてもハッキリ声が聞こえます っていうのを売りにしたもののCMがオンエアされてましたけど、同じ原理ということ。 骨を通して音として伝わるその振動は、脳幹にまで届くんだそうです。それで、刺激を受けた脳が活発に動くのだそうで、様々な病気の症状の改善への可能性が拓けてくるというのがオルゴール療法だということでした。 でね、初めの方に書きましたけど、鮭たちが座った事務用長机に見えたテーブルも、実は共鳴箱仕立てに作ってあるものだという種明かしをされて、実際にオルゴールを机に置いて聴くと、まあまあなんと! やっぱりそれはそれは美しい、低音に深みのある、すんばらしい音色になったのですよ! 音の振動が一番伝わるのは耳の後ろっかわにある耳骨というところなのだそうで、お客さんみんなで、机に耳をくっつけてその音と振動の伝わりを体験しました。なんていうか、羊を百万匹数えても眠れないような筋金入りの不眠症の人でも3分で眠りの世界に引き込まれてしまうような音でした。 ナビゲートしてくださった方いわく、共鳴箱の木が何の木のどんな部分なのかというところは企業秘密だということでしたが、オルゴール本体の箱の部分も、材質によって音の響きが違うということを、同じ中身(シリンダーといわれる筒状の金属)を使った、違う箱部材のもの という比較で聴かせてもらい、実感として理解することができました。バイオリンとかだと、材質が音に大きな影響があるっていう認識を持っていましたが、正直、たかがオルゴール って舐めてましたからね(^_^.) そんなこんなで、今日1日で、すっかりオルゴールの魅力にとりつかれてしまった親子鮭でございます。 件のコンサート(解説つきで正味90分)は、月曜の休館日をのぞいてはかなり頻繁に開催されているようで、11月の開催日までは、移転開設記念ということで、通常2000円の料金が半額の1000円になっているみたいです。又、大阪では、森之宮のいずみホールで、12月14日にマイク無しで、アンティークオルゴールを会場の反響だけで楽しむコンサートが開催されますし、横浜にも友の会があって、やはりサロンコンサートが楽しめるようですし、こちらはみなとみらいホールでコンサートがあるらしいです。 大阪にお住まいの方にはぜっーーたいお薦め! 1000円というランチなお値段で、心が確実にほぐれてほっこりします。 と思う。ま、やっぱり個人差はあるもんね。ただ、本当に、手のひらの上で鳴るオルゴールの音とは全く違う音の世界を体験できる場所が身近にある ということで、興味のある人にはぜひぜひ体験してみて~! と思わずおせっかいババアになちゃいますw 鮭親子も、今度は解説なしでタオル持参で音を聴く(おねんねスタイルなわけですw)、療法コースの方に参加することをさっそく決めました。 最近よく、オルゴールミュージックとして、CDが出ていますよね? あれはあれでもちろんヒーリング効果をもたらしてくれるそうですが、 脳幹まで響く振動というのは、生で聴く以外体験できないのだそうです。 いわゆる電子音の周波とは異なるものということなんですね。 スイスオルゴール友の会さんのアドレス(コンサートのページ)は以下です。 多分、クリックするだけでは飛べないと思いますので、お気に入りに登録しておきます。そこから飛んでみてください。←それぞれの場所(横浜・梅田)のところをクリックすると、具体的な予定などのあるページ(下記アドレス)になります。 http://www.musicbox.co.jp/osaka/concert.html それにしても阪神・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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