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昨日、「ホスト」を特集したテレビ番組の一部で、東西のホストNO.1の二人が、お互いのプライドをかけて、二日間で売り上げの合計額を競う様子というのが放映されていた。
勝負に臨んだのは、ホストの日本一を決めるH-1グランプリなる大会での優勝者と、平素の売上額や知名度から、ナンバーワン候補とされ、自らもグランプリを信じて疑わなかったという今回の挑戦者の二人。前者が関東、後者が関西1といわれているらしい。 事の発端は、日本一になれなかった大阪のホストの、ホストは売り上げ上げてナンボやのに、金額で1番の俺が何で負けなんか、どうしても納得がいかん という思い。負けたら業界から一切足を洗うという、彼のホスト生命をかけた、H-1グランプリの覇者への挑戦状だった。 二日間の売り上げの合計額を競うという、至極単純明快な勝負の内容は、要するに各人が、其々の贔屓客に「いかに多額の金を使わせるか」ということである。二人は言葉巧みに、恐らくは自分の魅力を最大限発揮しながら、高価なボトルをどんどんいれさせる。顔にはモザイクがかられているものの、そのほとんどが「接客業」とクレジットされた若い女の子たちは、ホストの「おねだり」に応えてやることで、自らのプライドを誇示し、満足感を得ている様子だった。「○○くんには負けて欲しくないから」高価なボトルを入れた理由を女性にインタビューすると、ほとんどがそう答えていた。 二日目の締め切り時間間近、若干のリードをとっていた関西ホストに対して、意地を見せるかのごとく、関東ホストが上客の常客から「ロマネコンティ:1本250万円也」をゲットした。そこで勝負はついたかに見えた。が、締め切り十数秒前、すでにカウントダウンも始まり出した時、この日のためにわざわざ呼び寄せたという、関西ホストの「隠し玉」である、大阪の「社長令嬢」の一声で、勝敗は簡単にひっくり返った。 「社長令嬢」が関西ホストのためにオーダーしてやったのは、1本、1500万円のボトルだった。彼女はその金を、手提げカバンから取り出した百万円の束で払った。 同じ日のニュースで、大阪の老年夫婦と親戚の3人が、ヤミ金から生活費として借りた「1万5千円」が返済できずに(正確には、元金ではなく、膨大に膨らんだ、違法な利息の返済ができずに)自殺した事件の関係者が逮捕、摘発されたことが伝えられた。 親から与えられる有り余るほどの金をどう使おうと、他人にそれをとやかく言う権利はない。自分が目をかけたホストが、意地をかけて望んだ勝負に、白黒をつけてやる事が、件の社長令嬢にとって有意義であるのなら、それは彼女にとっては「死に金」ではないのだろう。 けれど、一瞬にして消えた1500万と、人の一生を消した1万5千円を並べてみると、其々の当事者にとっての価値の違いに、鮭は虚しさを感じずにはいられなかった。 今、どう考えてもこの国では、国民の税金が「ないがしろ」にされている。 鮭の住まう地域では、先月末から今月頭にかけて、やらなくても何の支障もきたさない道路工事が行われた。この時期、全国各地で見られる、馬鹿げた風物詩だ。 来年度の予算を確保するために・・・ 笑わせるんじゃない。今年使わずに済ませられたのなら、来年だって可能なことじゃないか。本当に必要なのに足りなくなったのなら、補充すればいい。明確な理由があれば、国民だって納得できる。 国民の利益にもならないことを堂々と長期にわたってやってのけ、莫大な退職金を手に入れた上に、まだお土産が欲しいと天下る、餓鬼にも似た魂の持ち主が牛耳っている国の中心部に、メスもいれられないでいた政治屋の質に、国民はほとほと愛想を尽かしかけている。セレブセレブともてはやされる、自称「勝ち組」の人々の中には、どう考えても理解できない倫理観を持っている人もいる。彼らの正しい倫理は、獲得した金によって正当化される。 金持ちケンカせずという表現も、一昔前ならそれが納得できる部分が大きかったが、昨今は、にわか金持ちが、誰彼構わずにケンカをふっかけてまわっているような気がする。資本主義では、正直金持ちが王様なのだけれど、できるなら、これ以上、裸の王様が増えないことを祈るばかりだ。 先週、いつも通っているスーパーの、ポイントカードを紛失していまった。 店の買い物券と交換できるポイントがたまるしくみになっているのだが、受付カウンターの終了後に店にいくことがほとんどの鮭は、会員になってこの方、約4年間、一度もポイント交換をしていなかった。ので、買い物券1万円分を超えるポイントが貯まっていたのである。が、再発行についてたずねたら、再発行はできるが、ポイントは消滅する と言われてしまった(T_T) めっちゃ悔しいーーー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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