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先日組合の旅行で訪れた広島では、原爆資料館と大和ミュージアムいう、戦争に深いかかわりのある施設を見学した。昨年オープンしたばかりの大和ミュージアムはさておき、これまで国内旅行も数えるほどしかしてこなかった鮭は、原爆資料館も初見学だった。実は修学旅行でも行ってないのよ広島は。
靖国問題が頻繁に取りざたされる昨今、東京裁判について書かれた著書も多く発行されているようだし、何かにつけてデリケートな問題なので、ここでその辺のことを語るつもりはないのだけれど、先に書いた広島の2施設についての鮭の個人的な意見は、じぶんが日本人であるということをどうしても否定したい という人以外の日本人は、なるべくなら機会を作って見学しておくほうがいいんじゃないかな だ。戦争を体験していない世代の人は特にね。まあ、大和ミュージアムの場合は、戦争そのものではなく、あくまでも戦艦大和についての資料館なので、展示内容については賛否両論あるみたいだけれど、鮭は人間魚雷とゼロ戦の展示資料(特に人間魚雷の方。出撃前の軍人の1人が、録音スタジオで内緒で録音したという肉声が再現されてます。まだ死にたくないという言葉もはっきりと残されています。それでも最後は国のために って結ばれてるんです)には長らく見入ったよ。 今年で戦後何十年 毎年八月がくると新聞やテレビでその言葉を目や耳にするから、一応その時期には戦争について意識はするのだけれど、戦争を知らない世代の鮭の場合、イメージ的には「終戦」すなわち、戦争が終わってから何年が経ちましたって感覚しかなかったんだよね。勿論、戦争がすごく悲惨なものだったっていう認識はあるんだけど。 でも、今回2つの資料館を見学して、認識改めました。 日本って、戦争に負けた国なんだよね。終戦っていうのは、負けたことを受け入れて終わりにした ってことなんだよね。だから、戦後っていう言葉の前にはふたつの意味がある。 今の日本は、間違いなく、敗戦っていう大きな大きなダメージを受けた上で成り立っている国。 沖縄、広島、長崎 そして空襲を受けた沢山の地域で、大勢の人が犠牲になった。 大和ミュージアムの展示資料の中に、いわゆる「特攻作戦」について上層部で賛否両論分かれる中、臼井大尉という人の、自分たちが日本という国のためにどういう位置づけであるべきなのか っていう考えが、最終的に特攻作戦を是とする方向にした っていう意味合いの表記があって、実際の大尉の言葉が書かれてました。写し書きする時間がなかったので、忘れっぽい鳥頭の鮭の頭の中に残っている大よその意味しか再現できないのだけれど、 この戦争で日本は負ける。 日本はこれまで、本当の意味での敗北を知らずに来た。 日本が本当の意味で進化していくためには、本当の敗北を知る必要がある。 日本の本当の進化のための先駆者に我々はなるのだ。 まあ、こういった感じなんですけれども・・・ ああ、ちゃんとメモっとけば良かったよ(T_T) 今、鮭たちが歴史として振り返ると、明らかに彼らも戦争の犠牲者だと思うんだけど、当事者である彼らの口から語られている「国のために」っていう言葉には、自らの命がせめて、海に沈む鉄屑ではなく「近い将来に在る日本が手に入れるべき尊いもの」 との引き換えであってくれ という切なる願望が込められているのだと感じました。 結局そこに至るまでには沢山の犠牲者が出てしまったわけだけれど、当時はまだ生き神様だった、日本という国においては絶対の、天皇という唯一無二の存在が「敗戦」を認めるという、「一国家としての敗北」を体験することになるわけですよね。おそらくその辺が、中国とか韓国とかと根本的に違うとこなんだろうなあ。彼らは「日本に敗北したのではない」わけだから。現在の国家が成立する以前の長い長い歴史の中で、自らが他国に対する侵略者であった時代があったことは、あくまでも国家成立以前の、関係ないっちゃあ関係ない時代のことなんだろうね、多分。特に中国については、最近ちょっと嫌中気味の鮭的には、どこまでも日本という愚かな侵略国の犠牲者であり続けることが国益の一部になってる部分あるんじゃないの? って感じがなきにしもあらずです。 まだ要りますか?一握りの裕福層を更に肥やすために大半が使われてる気がしてならないODA みたいな。そもそも何で、日本からの、国としての正式な謝罪が、彼の国の国民には伝わらないんだろうか。って前々から思ってはいたけれど、考えてみれば、一億人に近い「無国籍(戸籍)」の自国民を抱える国なんだよね、中国って。国の内部に対する不満に目隠しするために、やっぱり仮想敵国的な存在が必要なんだろうか。だとしたら、国家として悲し過ぎるぞ中国! って感じです。 って、思いっきりナイーブな部分に突っ込んでるやんワシw 願わくば今日の日記があまり極端な方向にピースフルな方々の目に触れませんように(^^ゞ 絵空事、綺麗事、偽善とののしられるのを覚悟で最後に鮭の願いを一発。 世界中の全ての人々が、平和のもとに自らの国を愛せる日々がきますように。 そして出来ることなら、更にその上に、世界の国を愛する心を、地球という星を愛する心を、全ての人々が持てる日が来ますように。 そんなことを、日本という世界の東の端と称される国から祈りたいと思います。 でもやっぱり一番には、人の心根も、景色も、全てに於いて、日本がいつまでも、美しい国でありますように。 爆笑問題の太田光さんと、人類学者中沢新一さんの対談集(集英社新書) 「憲法九条を世界遺産に」を購入した日に。あ、まだ読んでないんだけどねw 追記。 今、中国で、日本から輸入した高級化粧品(SK-2という、日本でも有名なマックスファクターの1ブランド)から、重金属系の毒素が検出されたとして、猛烈な抗議がなされているらしい。 ところで、SK-2といえば、日本でも高価な部類に属する化粧品である。日本人の中でもかのシリーズを基礎化粧品などに使っている人は、正直、化粧品に対してかなりお金をかけている人だと思う。化粧品消費大国日本で、確固としたブランド価値を持つ化粧品が、輸入化粧品として中国に入っているのだとしたら、文字通りそれは、大層高価な品物であるはずだ。駆けつけた抗議者によってガラス戸が破壊されたのどうだの っていう記事やら、結果として販売停止になって、他の日本製品に対する検査も強化していく って話になってる とかいうのを読んで、何ていうか「はあ?」って感じでした。そういう抗議をしたたくさんの中国人って、やっぱり金持ちなんだよね? その後、いくつか訪問した楽天ブログの中でのコメントに、問題になってるのは、実際は偽物大国中国で作られたものなんじゃないのか という意見があって、大きく頷いてしまった。そういえば数年前、中国産の「やせ薬」で、何人かの死亡者が出てたよな。かなり話題にはなったけれど、そこで中国産の薬の不買運動が起こったという記憶は鮭にはないんだけどどうだったんだろう。そのあたりの商品に対して、日本人って基本的に安全性に対しては自己責任って部分で判断してるんだと思う。貧しい地域の自国民が、食という、命をつなぐために一番大切な要素においても安全性の低いものを摂取している事を棚にあげての、一部の富める層における贅沢品への抗議は、鮭の目には滑稽以外の何者にも映らない。やっぱり悲しいぜ、中国。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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