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元・占い師 ルビー

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2021年01月23日
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カテゴリ:人間関係
☆今年は例年より寒さが厳しいですが、皆さんは如何お過ごしですか。
 コロナ禍も収束する気配が無いので、心も体もしんどいですね。

 外出自粛のご時勢で旅館やホテル業界、旅行会社から航空会社、鉄道会社やバス会社、飲食業など、お客が減ることで世の中も殺伐とした雰囲気になっているように思います。

 生活苦が原因の自殺やコロナに感染したことで自責の念に駆られての自死もあったそうで、大変残念なことです。

 神の意思はどこにあるのか、凡才の私には窺(うかが)い知ることはできないですが、コロナ禍は天の鉄鎚(てっつい)でしょうか。もちろん、私が言わんとするのは、コロナに感染した人が天罰を受けたという意味ではありません。コロナに感染した善人も多いはずなので、お気の毒だと思います。

 ただ、世の中全体を俯瞰(ふかん)した場合、コロナ禍によって人間は自(みずか)らの無力を思い知らされたような気がします。

 要するに、人間を超越した偉大なもの、天(あるいは神)が人間の驕(おご)りや慢心を諌(いさ)めようとしているのかと思います。

 予言者であり学者でもあったノストラダムスは疫病(えきびょう)であるペストが流行したときに、祈祷(きとう)や魔術、おまじないといった非科学的なことに頼らず、ネズミがペスト菌を運んで来ていると考えてどぶ(=溝)に蓋(ふた)をしたり、ネズミを駆除したと伝えられています。

 現代はノストラダムスが生きていた時代と比べると遥(はる)かに医学は進歩しているはずですが、アマビエの画像や置き物が流行っていて、なんとか無病息災に肖(あやか)りたいという心理もわかる気がします。

 人間は自分の力ではどうしようもない事があるからこそ、神に祈るのでしょう。

 神に祈る気持ちも尊いですが、こんなときこそ身近な人たちに対して優しさや思い遣りを持ちたいものです。

 人間は皆、大勢の人たちの力で生かされています。自分ひとりの力は限られています。

 無力な自分を知り、家族や友人、知人、何らかのご縁で巡り会った人たちに対して感謝の気持ちで接したいものです。

 文責 ルビー 

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最終更新日  2021年01月23日 01時17分06秒
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