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元・占い師 ルビー

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2022年11月30日
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カテゴリ:読書
☆皆さん、如何お暮らしでしょうか。最近、私が読んだ本を紹介します。

以下、敬称を省略させていただきます。

1.葉真中 顕 (はまなか あき 1976年生まれ) 『ロスト・ケア』

2.伊岡 瞬  (いおか しゅん 1960年生まれ) 『不審者』

3.貫井 徳郎  (ぬくい とくろう 1968年生まれ)『罪と祈り』

4.西村 健  (にしむら けん 1965年生まれ) 『最果ての街』

5.堂場 瞬一 (どうば しゅんいち 1963年生まれ)『白いジオラマ』

1の葉真中顕『ロスト・ケア』は「津久井やまゆり園」の事件を彷彿(ほうふつ)とさせる作品です。やまゆり園と異なるのは被害に遭った人たちが障害がある人たちではなくてお年寄りという点です。

2の伊岡瞬『不審者』は一見、平和な家庭を営んでいる夫婦の所に、(両親の離婚によって)20年余りも生き別れになっていた主人の兄が突然訪れて来た話です。読んでいると妻に感情移入してしまいます。しかし、不審者とは義兄なのか妻自身なのか、意外な結末です。

3の貫井徳郎『罪と祈り』はトランプのカードを両手でシャッフルするときのように今の話と28年前の話が交互に描かれています。28年前の事件が、なぜ今の事件に結び付いたのか興味深く読み進めることができます。

4の西村健『最果ての街』は、この5作品の中では私は読んだ価値があった本でした。作者が丁寧に描写しているので話のテンポはゆっくりしていますが、最後の方でおもしろくなります。ホームレスの男性を殺したのは誰なのか。犯人は意外な人物でした。また犯人が誰であるかを知りながら黙っていた人物も意外な職業であり予想外の過去を持っていました。

5の堂場瞬一『白いジオラマ』は引きこもりになって大学を休んでいる男性と(母方の)祖父が地域の為に奮闘する話です。
男子大学生は子どもの頃に両親が離婚し、その際に母親が「夢を追い掛けたい」とアメリカに行き息子を引き取らなかったので、父親と暮らしていました。
元・警察官の70歳の祖父は「孫の引きこもりは孫の母親(自分の娘)の責任でもある。しかし母親は責任を果たさずにアメリカに逃げた。だから母親の代わりに、自分が孫を鍛え直す。」と考えました。
東京都世田谷で父と暮らしていた孫を神奈川県小田原市の祖父の家に呼び寄せて暮らし始めます。因みに祖父の妻(孫の祖母)は既に他界しています。
祖父は家事も上手で明るい性格で正義感もあり、ユーモアも知恵もあります。
私も自分が小学生から大学生の頃に、こんな祖父が居てくれたら頼り甲斐があって良かっただろうなと思いました。『白いジオラマ』に登場する祖父の人間性が魅力的です。
家出した女子中学生と失踪した70歳女性、血の繋がりも無く接点が無さそうな二人を祖父と孫が協力して探します。

皆さんも図書館で私が紹介した本に出合ったら、手に取って読んでみて下さい。充実した時間を過ごすことができると思います。

 文責 ルビー 

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最終更新日  2022年11月30日 00時48分38秒
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