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2017年09月12日
カテゴリ：タイガース時事報告
掛布二軍監督退任 タイガースファンに衝撃が走って２日たちました。非公式サイトは非常に落ち込んでいます。 掛布さんが入団し、ぽつぽつと出場し始めたころから見てきました。田淵氏がトレードされた後、看板選手としてタイガース人気を支えたこと。８５年の日本一になくてはならない存在として貢献したこと。村山監督との確執や球団不信、飲酒運転、いろいろ重なって３３歳という若さで引退したこと。引退のいきさつなどからタイガースと疎遠になり、日本テレビ専属となって長期にわたって指導者への道が途絶えたこと。 こういう紆余曲折を経て２０１３年オフ、ＤＣに就任されたときはとてもうれしかった。早速安芸の２軍キャンプにもいきました。気さくに挨拶にこたえてくれましたし、報道陣の質問に言葉では表現しにくいバッティング理論を懇切丁寧に延々と説明しているのを間近で聞いていて、その熱心さや根気に感心させられたのも昨日のことのようです。  ２０１６年には二軍監督に就任し、ＤＣ時代から手塩にかけてきた原口や北條、新人の高山を自信をもって一軍に送り込むと、大活躍してレギュラー級に定着しましたよね。その３人は今年壁に当たって、まだまだ掛布さんの再チェックが必要だと思っていたところです。この段階で２年での退任は中途半端に思えてならないわけです。 退任というより解任ではないのか これは個人的な印象です。金本監督にはしっかりした信念も理論もあり、一軍の戦いで結果を残しています。そうした中、ファームに掛布さんというファンの支持の厚い重鎮がいるのは、とてもやりにくいのではないかと、就任当時から想像していました。 人気の面では、往年のファンを含め、「３１番」に対するタイガースファンの思い入れは尋常ではなく、一軍監督にという声も多い。 オーナーとしては金本監督で５年という基本線を持っているということですから、ある程度思い通りにできる環境にしてあげなければならないでしょう。そうなると、掛布さんの立場は微妙になってくると思います。  年齢的に見ても、金本監督の後に一軍監督と言っても６０代半ばから・・・。他球団の監督も４０代が多くなってきていることを考えると厳しいでしょう。その頃はちょうど鳥谷が引退する時期になってくるでしょうし・・・。 ４年間の指導で、ある程度若手のめども立ってきたのでこの辺りで現場から退いてもらい、指導者層においても次世代への移行の流れを継続したいというのが、フロントの本音だと思えるのですね。事実上はおだやかな解任かもしれないですが、タイガースにとってやむを得ないことかもしれません。 今後について 掛布さんに対し、フロントは球団にしかるべきポジションを用意すると言っているようですが、回答を保留してますね。一方で、次期千葉ロッテ監督就任の予想を報じる記事も散見します。 志半ばという感じは否めませんが、非公式サイトは掛布さんに一度は一軍の監督としてユニフォームを着てほしいと望んできました。千葉は掛布さんの出身地でもあるし、ロッテが本拠を千葉に移す当時にも監督要請があったと聞きます。もしも声がかかったら、掛布さん個人の一ファンとしては受けてほしいと思いますね。 ありがとうございました！ 掛布さんにはＤＣを含めて４年間、タイガースの若手を育成して頂きました。その成果として多くの選手が力をつけ、一軍で活躍できるようになってきました。今年一番の成長を見せた中谷選手は掛布さんの指導の下で何度もフォーム改造に取り組んでいましたが、やっと花開きましたね。 掛布さんには今後もプロ野球に貢献してほしいので、まだお疲れさまとは言いたくないですが、区切りとしてありがとうの言葉を送り、４年間をねぎらいたいです。  今回掲載した写真は、いずれも７月１０日の鳴尾浜、ウェスタン広島戦のときに撮らせていただいたものです。「３１」が見えるものをピックアップしました。非公式サイトにとって、縦じまのユニフォーム姿はこれが見納めになるのか・・・    お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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