|
カテゴリ:2代目の眼力👁️
大砲が育たない現実に危機感持って ラッキーゾーン議論を再開してください! 2代目タイガース非公式サイトです みなさんこんにちは 今回の表題を見て「この話か」と感じる人は多いとおもうのよね 最近立ち消えになってる感があるけど 佐藤輝明選手はもう入団4年目 もともとの期待が大きいだけに現状の数字に満足できないファンは厳しい目線で見ちゃうのよ それがテル君を追い詰めてるんじゃないか・・・その辺がとても心配になってきた このたび2024年4月5日に掛布さんが「虎と巨人」という著書を出したんだけど その中にラッキーゾーンについて 最近の情勢なども書き加えて改めて問題提起しています そしてタイガースで4番が育たない弊害を理論的に指摘してます 「婦人公論」さんの記事からその部分を抜粋したので 長いけどご一読いただきたいのね そして議論を起こしていきたいな
ミスタータイガース・掛布雅之が語る<阪神の四番問題> 「私の引退後、長く本物が育たなかった原因はズバリ甲子園球場にある」
◆阪神の「四番打者問題」 私が引退した後、阪神タイガースには本物の四番打者が育ちませんでした。FA(フリーエージェント)で広島から加入した金本知憲が四番としてチームを引っ張りましたが、彼のような選手が生え抜きでは出てこなかったのです。 1985年のドラフトは安藤統男さんから吉田義男さんに監督が代わっても、清原和博を1位で指名しましたが、6球団の競合の末に取り逃がしました。 外れ1位は八代(やつしろ)第一高の左腕・遠山昭治(とおやましょうじ)でした。翌年以降のドラフトでも将来の四番候補を獲得してきましたが、うまくはまりませんでした。
◆ホームランが出ない甲子園球場 阪神の四番問題は永遠のテーマとなりつつありますが。それはマスコミ、ファンの責任もあるでしょうし、原因は一つではありません。甲子園球場という球場にも原因があると思います。 92年にラッキーゾーンを撤去した後は日本でも屈指のホームランが出にくい球場になりましたから。右翼方向へは逆風になる浜風で特に左打者には厳しい球場です。 それと、私たちの時代は内野のスタンドまでが遠く、他の球場よりファウルフライが多かったのです。 99年に就任した野村克也(かつや)監督も「ファウルフライが多い。これが阪神の打者が育たない理由だ。甲子園で打つ3割バッターは本物だ」と言っていました。 2008年の改修でファウルゾーンは他の球場と同じぐらいの広さになりました。
◆ラッキーゾーン復活で四番打者を 甲子園球場は大好きな球場ですが、打者が育たない球場であるのは確かです。 ブレーザー監督(1979~80年)の時代にもラッキーゾーンを外そうという話になったことがありました。ただし「武器である掛布のホームランは減らしたくないので、レフトだけ外そう」となりました。 左右非対称の変形になりますが、MLBのレッドソックスの本拠地のフェンウェイパークにもグリーンモンスターと呼ばれる左翼の高いフェンスがあります。左翼と右翼が同じ広さでなくてもいいという話になったのです。 結局は高校野球との絡みもあって実現はしませんでした。 私は本気で四番打者を育てるなら、ラッキーゾーンを復活させる方がいいと思っています。 ソフトバンクの本拠地ヤフオクドーム(現・福岡PayPay(ペイペイ)ドーム)もホームランテラスを設置して、ホームランが出やすくしました。 高校野球も2024年のセンバツから低反発の金属バット使用でホームランが出にくくなるでしょう。もう一度、ホームランの出やすい球場にするための改修を検討するタイミングとなるかもしれません。 打者が育つ、育たないは球場の環境もあります。1度でも30本塁打をクリアすると、周りの目も変わってきますし、大きな自信につながります。40本ともなるとなおさらです。 でも、今の甲子園球場で左打者が40本を打つのは至難の業です。2021年にルーキーで24本塁打の佐藤輝明も、東京ドームを本拠地にしていたら1年目から30本をクリアしていたはずです。
◆甲子園球場では左中間席へ放り込むイメージが必要 1986年のバース以来、阪神から本塁打王が出ていないのも生え抜きのスーパースターを出現させにくくしています。 92年のラッキーゾーン撤去後にホームランを30本の大台に乗せたのは金本(2004年・34本、05年・40本、07年・31本)、ブラゼル(10年・47本)だけで、生え抜き選手は一人もいません。 ボールの問題もあります。 2000年~2010年までは反発係数の高いボールを使用しており、明らかな打高投低の時代でした。 統一球が導入され「飛ばないボール」の2011年、12年の2年間を経て、今はまたボールが少し飛びはじめていますが、金本らの時代ほどではありません。 私の小さな体であっても、阪神の四番打者として求められたのは打率3割ではなく、ホームランでした。40本を打つためにどうすればいいかを日々考えて、バットを振り続けました。 通算868本塁打の王貞治さんが日記に「センターバックスクリーンにホームランを打つイメージで打て」と記していたのが印象強く覚えています。長距離砲であっても打撃の基本はセンター返しというわけです。 でも、甲子園球場で左打者がホームランを量産するには、バックスクリーンではなく、左中間席へ放り込むイメージを持たないといけません。 打撃練習ではショートの頭の上にいい打球を飛ばすことを意識していました。 以上です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月08日 22時30分43秒
コメント(0) | コメントを書く
[2代目の眼力👁️] カテゴリの最新記事
|