うなぎ料理専門店「あつた蓬莱軒」
2代目タイガース非公式サイトです
予告してた「ひつまぶし」の紹介だよ まず最初に2代目がひいきにしてるお店「あつた蓬莱軒」さんについて触れておくね
明治6年に創業したうなぎ料理専門のお店で おそらく名古屋では知らない人はいないんじゃないかな 超有名店なのよ
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本店は名古屋市熱田区神戸町にあります 同じく熱田区に神宮前店があるのね この2つのお店はかなり近いのよ そしてもう一つが2代目御用達の松坂屋店です ここは名古屋市中区栄の松坂屋南館10階にあります 他に同じ松坂屋の本館地下にお持ち帰り専門の松坂屋地下店がありますよ
ということで食事ができるのは3店舗しかないのね しかも交通の利便性の高いお店は松坂屋店しかないわ だからいつも長蛇の列になるのよ
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比較的お客さんが少ない今の時期のウィークデーでも開店1時間前の10時でこういう状態 この時点で第一陣で入れずにあふれてしまう人がいるとおもう
そうなると最初に入った人たちが食事を終えるまでお預け状態で40分くらい待つことになるわ 2代目は6番目ぐらいに受け付けてもらったから第一陣で無事に入店できました
土用の時期はこの10倍は並んでるかもしれないなあ 5時間待ちとかになってることもあるからね
とにかくすごい数の人でこのフロアで並びきれないのよ 以前はお持ち帰りもこのお店でやってたんだけど人があふれて大変なことになるから お持ち帰りだけの人を分けるために地下店を作ったわけよ
「ひつまぶし」ってどんなものなの?
うなぎは浜名湖で養殖されるようになってから静岡県の名物みたいに言われてるのは有名よね 「うなぎパイ」なんて静岡土産の定番だしね
だけどもともと名古屋を中心とする尾張地方は田んぼに普通にうなぎがたくさんいたそうよ だからずっと以前からみんな食べてたんだって 一説には織田信長公は少年時代から田んぼで泥んこになって捕まえたうなぎを食べていたと言われてるみたい
では名古屋独特の食べ方「ひつまぶし」について語るよ
そもそも「ひつまぶし」は「あつた蓬莱軒」さんの登録商標になってるの だから他のお店がこの呼び名を使えるのかどうか…実際に「ひつまぶし」の呼称で提供してるお店って結構あるんだよね 容認してるのかな?
お料理ですが まず活きの好いうなぎを熟練の技で数秒で捌きます これに串を打ってタレを付けながら備長炭で丁寧に炙って香ばしいかば焼きにするの
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ここまではどこのうなぎ屋さんも一緒だけど 一般には一匹のウナギを5切れ位に切るよね
「ひつまぶし」では1センチぐらいの幅で細かく切っていくのが特徴で 一つの切り身は幅1センチ長さ3~4センチの小さな細長い短冊状になるのね
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刻みが入ったうなぎは お櫃に入ったご飯の上に乗せられ 濃厚なたれをかけられてお客様のところへ出てくるんだよ お櫃からお好みの量をお茶碗に移して頂くのが「ひつまぶし」の食べ方ね
「あつた蓬莱軒」さんのタレは創業以来140年以上継ぎ足し継ぎ足し受け継がれてきた創業者の家系のみに伝わる秘伝のもの 独特のコクがある濃厚なタレで食欲を掻き立てられるよ
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お店のホームページを見ると うなぎを細かく刻むのは2代目店主が考案したんだって 大きく切ってあるとお客さんはうなぎを先に食べてしまってご飯だけが残ってしまうことに女中さんが気付いて店主に報告したのがきっかけで 細かく刻んで出したところ 喜ばれて評判になっていったみたいね
でも2代目非公式サイトとしては うなぎが細かく切ってあるのは 食べる人がご飯の量とうなぎの量を好みの配分にできるようにするための配慮にもなってると勝手におもってるのよ 結果的にそうなってるからね
実際にお茶碗に移すとき うなぎを多くすると濃い味わいになるし 少なめならあっさりにもできるわよ
それと「ひまつぶし」じゃないからね 間違えないように!
実際に「ひつまぶし」を食べてみよう
この松坂屋店の中は異常にテーブルどうしの間隔が離れてるのよ もっと詰めれば1.5倍くらいの人数が入れそうなんだけどなあ ゆったりしてるのはとても気持ちいいんだけどね
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サイズはうなぎ1匹分が乗ったものが「ひつまぶし」で標準ね ほかに「一半ひつまぶし」と言うのがあって これはいわゆる大盛りです
「一半」とは「うなぎ1.5匹」と言う意味で ご飯の量も1.5倍になるからちょっと2代目にはキツイのね
なのでいつものようにスタンダードな「ひつまぶし」を注文したんだけど このサイズでもお茶碗4杯分あるから結構な量なんだよ
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運ばれてきたよ うなぎとご飯の入ったお櫃 お吸い物 香の物 一番奥が3種類の薬味で「細ネギのみじん切り」「ワサビ」「刻み海苔」だね 右奥にはお茶づけにするためのお出汁が入った徳利があるよ
では次のようにお店のお勧めする食べ方で頂いてみますね
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お櫃のふたを開けるとこんな感じ ご飯は上にぎっしり乗ってるうなぎに隠れて見えない お櫃は栃の木をくりぬいて造られててとても保温能力が高いわ
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お店の推奨どおり まずお茶碗によそってそのままストレートに頂きます 蒲焼きがほくほくしてて美味しいわ タレと焦げて香ばしいうなぎがよく合います
まあそのまま食べれば「うな丼」みたいなものなんだけどね
人によって賛否あるとはおもうけど 2代目はうなぎが刻んであるとご飯と混ざり合う感覚がいいし食べやすいと感じます
次に2杯目は薬味を乗せてみますよ ワサビを載せると風味が変わるかな 海苔の香りも好いし 2代目はさらに山椒の粉を振りかけてダメ押しして頂きます
うな丼やうな重なら山椒だけかけるんだけど なぜか「ひつまぶし」にはワサビが合うのね
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そして3杯目だけど 2杯目と同じものに 右のほうにあった徳利を取ってお出汁を注ぎます これはとても薄い出汁しですね
タレのかかったかば焼きはとても濃い味になってるから 関西の人はこの出汁をかけて茶漬け風にする方法ならいけるかもしれないよ さっぱりしてのど越しも好くなるし 全体にワサビの香りも広がりますね
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出汁がかかった瞬間から香りがふわ~っと広がってくるわよ しかも食べてみるとさっぱり感ががあるのよ これは美味しいわ
このお茶づけ風の頂きかたは 大きく切ってある「うな丼」では生まれない発想よね うなぎが刻まれたことで可能になったんじゃない? 誕生した当時は新感覚の食べ方だったんだろうね
4杯目はお好みでどうぞってことなので もう一回お茶漬けにして頂きました もうお腹かいっぱいで少し苦しいですが大満足です
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正直お値段も高いから2代目は頻繁に食べに来ることはできないわ 特に数年前からうなぎの価格が高騰してしまって「ひつまぶし」は以前より値上げされてる
でもこれを食べないで「なごやめし」を語ることはできないのよ 他にない独特の切り方と食べ方でこれが美味しいんだから しかも一度体験すると次回来てもやっぱり注文しちゃうのよ
もちろん「あつた蓬莱軒」さんには「うな重」や「うな丼」もあるんだけどね
あつた蓬莱健さんのHPは次のアドレスから参照してね(名古屋名物 ひつまぶし「あつた蓬莱軒」 (houraiken.com))
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