Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

マンションの上から花火が見えるよ、
とお誘いをうけて、花火を見に行きました。

屋上でゴハンをもちよって、わいわい自治会が
やるような、あの感じ。

ちょうどそのマンションの高さが、むかし恋愛してた人んちの
高さと同じで、ふいにそのときのことを
色々思い出した。建物の高さとか、花火の見え具合とか
暑さとか、においとか、感情とか、そういうのが。
ほんと、突然なまなまと思い出されたので、びっくりした。
五感ってすごい。


営業職は、いかにも、

営業職！

と言う感じで相当圧倒された。

スポーツ好きで、ゴルフもするし、テニスもしたりして、
よく飲むし、よくしゃべるし、テレビの話とか
芸能人の話とか、たばこもよく吸うし、そんな感じ。
気をつかってもらって、話をむけてもらったり、
飲み物の気をつかってもらったり。

陽気な感じ。

っと感心した。

周りにいないな～、と思った。

夏は夜だ！と。清少納言もいいこと言うなあ、
と思った。夏の夜のよさってなんともいえない。
わくわくした明るいきざしが夜になんとなく
匂うように残っているのだ。

でも、今日の夕暮れもすごくよかった。
空がうんと青くて、風がひゅうっと通っていて、
太陽が金色に光っていた。

元気になった。

「暑さじゅんじゅんと吸い込んで元気になるような」
体質ではないけど、夏と仲良くして、もっと楽しもうと思った。

何かして、その楽しさはいつでもじわじわ後から
やってくる。