Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

聴きに行く。


すごいくしゃくしゃした気分だったのに、やはりメンデルスゾーンはすごくよかった。聞き惚れたし、いやな気分がなくなった。昇華というか消化。


音楽は技術じゃないな、ってやっぱ何十回めくらいにして思った。
もちろんあの人達めちゃくちゃうまいんだけど…


音楽が目の前にあること、やりたい音楽をつかまえていること、カルテットで音楽を囲んでいること、音楽をすべてのひととシェアすることに喜びを感じること。そして自分がそこにいること。これがすごくすごく重要だ。


腹のそこから、自分がその場にいないと音楽をたぐりよせることはできない。そういうふうに感じた。


何て言うのかな、腹のそこからそこにいない人、体からたましいだか意識だかずれている人、多いなあと。思う。

かねおか君のすばらしさをまた知る。彼のすばらしいところは、やりたい音楽をつかんでいること。手元にあって、それを自分のしたいように動かしていくことを知っていること。実行力。小鳥がどこにいるか知っているし、飛ばしかたをよく知っている。




帰りは友野と韓国料理。実に色々な話をした。ゲガンゲンのはなしや、恋愛のはなしとか、語学のはなしとか。勉強したいこととか。


このひとがいつでも腹のそこからリラックスしておおざっぱに振る舞えるといいなあ、そう思った。彼女がそう振る舞っているときって花が咲いているみたいなんだ。