Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

３年くらい現像に出さずに放置していた
インスタントカメラを現像に出した！


どっひゃ～～～。


っと思った。写真くらい時間を如実に切り取りしている
媒体ってなかなかないな～。


な、なつかしい・・


ねこが子猫の写真とか、銚子にいった写真とか、
シムスの演奏会の打ち上げとか・・


な、なつかしい・・

なによりも、自分の顔にものすごくびっくりした。
写真を凝視したりして、見慣れると、
「今とあんま変わってないな」と
思うんだけど、ぱっと見たとき、
写真のなかのわたしは
目のまわりがぼんやり赤～く暗～く光って見えて、

この人はいったいどんな恋愛をしているんでしょう

っと、ほんと～に心のそこから思った。

まあ、そのときしていた恋愛について、
べつに悪い恋愛をしていたとは決めつけないし、
べつに悪い思い出ではない、すばらしい思い出なんだけど、
でも、


いったい、どんな恋愛していたんだ？


って心のそこから思った。
カガミなどでぱっと見たときの顔がぜんぜん違う。

こういうとき、かねやんにいわれたことと、
タリアのおねえさんにいわれたことがふっと
思いついちゃう、べつに痩せていたわけでもないけれど、

「悪い恋愛をしてやせるなら、幸せな恋愛をして
太ってもハッピーになったほうがいいよ」

だ。

これはほんとうにそうだ。ハッピーでなくてはいけない。
女子はとくにそうだ。

ぼーっとしたり落ち込んだりする
一瞬一瞬がほんとうにもったいない、
ちょっとでも一瞬先が前向きに、きれいに明るく
光るために時間を使うべきだ。

これはほんとうに腹のそこから思った。

ひとはいつだってだれだって光るようにできているし、
その光りかた、まばたきかた、きらめきかたが
なんといっても魅力のおおもとだし、
体とその中身のゆれがぴたっと合ったとき、
それが一番光るし、周りをなによりも元気にさせる。
いちいち不安になったりしないで（これは自分にいっていますよ！）
その場その場をベストをつくすようにしていれば
きっと大丈夫だ。

がんばろう。


でも、やっぱ「ハッピーでやせてて美人」がいいよな。

しかし、ほんと写真って、時間を切り取りするけど、
永遠にその場の時間がその場で永遠に動いているなあ。
矛盾したような物言いだけど、静止しているのだけど、
永遠に、そのときの時間がぴたりとそこでずっと永遠に
未来にむかって動いている。

そんな感じ。

恋人たちが、「ずっと一緒にいよう」というようなあの
「ずっと」ってあながちうそじゃあなくて、
ほんとうに永遠だ。
で、人間というのは、からだを持っている生き物のさがとして、
その場を旅人みたいに動かずにはいられない、
そういう生き物なんだ、ほんとうに心のそこから思う。

死んだら、きっとそういう永遠に思える時間の一瞬一瞬、
後ろにながれていった、切り捨てたと思ってきたもの、
失ったもの、すべてを取り戻すんだろう。
ほんとうにそういうふうに思う。