Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

父の部屋でヨガをしながらくつろぐ。
父は今オーボエを習い始めていて、
じっと教則本を毎日寝る前にベッドの中で読んでる。
楽譜にＦとかＣとか書いてあるやつをですよ。
じっと眺めてるんだか読んでるんです。


こうやって文章にしてみると、



えらすぎる！！！



シャープとかフラットについて聞かれる。



えらすぎ！！！


ボーイング大会をまだ続けているけど、
スケールをじっと寝る前にながめろといわれてもできない。



父も寝たので引き上げて
自宅でＰＣに向かっていると、
蓄膿猫のぐれさんが、
「フガフガ」と言って、机にぴょんと飛び乗り、
膝の上にのってくる。
この「フガフガ（膝の上にのせてくれ）」
という言葉は私にしかわからない、
「フガフガ」といわれたので、はいどうぞと
膝の上にのせるわけだ。
そして、膝の上に（ほんとうは太ももの上）
ぐれをのせて、この日記を書いている。

５０年もしたらこの人たち絶対いなくなるって信じられない。
自分ももしかしたらいないかもしれない。
信じられない。
無造作にぽんっと扱えるこのだんらんの時間、
ほんとすばらしい、
時間というのはダイヤモンドとか金の砂で
できていて、さらさらさらさら手だとか指の間から
黄砂みたいにやみくもにあるという幻想のもとに
適当に流していて、でも手の中に戻すことはできなくて、
黄砂かよ、と思いながら流していて、
それで気付いたら死んでるんだな。

すごいことだ。