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NHKはアナウンサー講座とか、「敬語の基本」とか。
色々「話す」ジャンルの講座を開いているのですが、 どれか受けてみよう、と思い。 カツゼツが悪いな~、と思っていたことと、 日本語を違う視点から勉強したいな、ということと、 朗読ボランティアを将来やってみたいな、ということで、 NHKの1日講座、「読む基本」にでかけてみました。 渋谷でやるのかと思いつつも、 場所は成城学園前。 11時から、と思い込んでのんびりしていたら、 10時からだった・・ ということで、 遅刻しそうなときの裏技を使って、 サクっとあやうくぎりぎりに到着。この裏技って、 すごくおすすめだけど、やりにくい人はやりにくいかも。 あとで書きます! 講師の先生は、寺田道雄さん。 NHKのアナウンサーです。 彼がしゃべっているところにぎりぎり到着。ふう、と 一息つくも、彼の話にくぎづけです! というのは、彼の 話しっぷりが、もう、 NHK! という感じで感動したんです。 NHKのあの話し方が、目の前でナマでしゃべってる~ という感じです。 話し方が美しいということは こういうことだ~っと思う。 つまり、美しい話し方をする人の話は、 聴いていてまったく飽きない。声とか声質とか、 トーンとかがすごくいいのですよ。 これ、すぐれた通訳さんと共通の話かも。 で、講義の話。 まず、かんたんに話し方のコツを説明してもらう。 間合いのとりかた、抑揚のつけかた、など。 たとえば、 「兄は信号を無視して走ってきた車にぶつかった」 という文章を読む際に、 「信号を無視したのが誰かが読み手に伝わるように気をつける」 とか。 とにかくいきなり読む前に、 文章をとにかくよく読んで知っておくことが とってもとっても大事らしい。 そして、みんなでちょっとずつ朗読する。 もう、このあとはほとんど「実技」だった。 さすが。 こういう講座にでてくるだけあって、 朗読がうまそうな人がたくさんいる。 っつーか、朗読素人って俺だけじゃないか。 このクラスは初心者むけじゃなかったのね・・ というくらいに。 でも、ちょっと声を聞いただけで先生が、 「よくしゃべるお仕事をしていますね」とか、 「ぜんぜん照れがないので、人前でお話するお仕事を されていますか?」とか、 「ちょっと控えめですね」とか、 もう、オーラの泉?っていうくらいに サクサク色々あてていたのがすごかった。 さすが、声の商売をやってるだけあるなあ! と感心する。 しかも、ひとりひとりに朗読させた際に、 その人のレベルに合わせて指導するので、 誰も気がぬけない。 たとえば、素人の私には「語尾をのばさないこと」とか、 「『しかも』、ここで間合いを入れましょう」とか 基本的なことを指導してくれるんだけど、 けっこううまい人には、それなりにかなり 複雑な難しい内容の指導をする。しかも、 その人の声をちょっときいただけで、問題点を スカっと当てるんです。 とにかく、クラスにムダが全然なく、楽しい一日だった。 こういう楽しい講義を受けたのって、いつぶりだろう。 興味深いなあっと思ったのが、 私の発声の問題が、まるっきり自分のチェロの問題と かぶっているのがおもしろかった。 たとえば、私の声は、かつぜつがわるく、 とくにサ行とタ行の区別が悪いらしい。 そして、「ですぅ」「でしたぁ」というふうに、 音の終わりが のびがちらしい(これは若い人にありがちらしい)。 が、これって、自分のチェロの演奏の問題にもかぶるんですよ。 音が発音するときにはきはきしていないし、 音の終わりがハッキリしないし、根気がないので、 音の終わりがふ~んって感じになる。 へ~って感じです。 先生がとにかくムダがなく、 そして「読む」ことに愛情を持っているので、 とにかくおもしろかった。 「眠くなる講義のしかた」も教わった・・。 さすがです。。 「おすすめは、半年にいっぺんこういう講座を受けること。 それまでに練習したりして、それから受けるといいです」 とのこと。 ううーん、NHK、ますます大好きになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.07.22 10:19:56
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