Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

mixiのサイトで知ったんだけど、
小学生のときに埋めたタイムカプセルを
掘り出す行事があるらしい。


タイムカプセルって！



って感じである。



私が７歳か８歳のとき、
「２０年後に掘り出すタイムカプセルを
埋めますので、絵をかきましょう。」

みたいな感じの話があって、


ああ、じゃあ、お誕生日のときに
家の前でドッジボールした絵を描こう・・


と思って、描いた思い出がある。


「２０年後ってなにしてるんだろうなあ、
今よりずっと背が高くて、
大人のお姉さんなんだろうなあ」



っと思ってた。


中身は大人のお姉さんだかどうだか知らんけど、
すっかりでっかいおっきいお姉さんになっていて、
そして私は、ちゃんとその当時のことを覚えていて、
そのときの時間をキャッチしようと思って、
その絵をとりにいこうと思っている。


時間ってほんとうに不思議で、
ぱっと今思い出しただけで、
そのときに戻ることができる。
そのときに感じたこととか、
悩んでたこととか、両親のこととか、
てくてく歩いた足元とか。


とにかくその時間のにゅっとした感じが
とにかく胸にせまってくる感じで。


いつだって「いま」にいることは、
大事なんだけど、「いま」じゃない時間に
思いをはせるのは、すごいおもしろい、
ハートにせまる作業で、たぶん、
きゅんとするぶんだけその時間にいる
自分に応援することになっている気がする。


時間っていうのは、にゅっと飛び越えたり
できる気がする。
のび太レベルの時間旅行はちょっと
ムリだけど、ちょっと思い出すだけで
じゅうぶん旅行ができている気がする。



やたらと後悔したり未来に不安を
感じるのはムダだといろんなひとが
古今東西で言っているのは、
不安や後悔の気持ちを感じた瞬間に
その時間に生きている自分に
届いちゃうからじゃないかなあ、
と思ったりして。


だからせいぜいきゅんとしたり、
わくわくしたり、うれしい気持ちを
感じるくらいで、いいのかもしれない。