Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

土曜日はフライハイトの本番でした。



音楽とか演奏会って、演奏者だけじゃなくて、
裏方と、お客さんで作ってるんだなー。



って思った。


熱心にやる人もいれば、ふーん？っていう演奏者もいるし、
体調がちょっとわるいな、て演奏者もいれば、
すごくよかった、ていうお客さんもいるし、
だめじゃん、眠いし、ていうお客さん、
あきて途中で帰る人、最後まで拍手してくれる人、
チケットをもぎってくれるひとも、クロークの人も。


そういう人たちが全部、なにげなく力をだして
演奏会をやってるんだな、て、どういうわけだか思った。


実は参加している、て思った。


そして、何がいい演奏にみちびくかというと、
「ひとりひとりのなにかを無心にささげること」だなーって思った。
なんでも。

見返りを求めないで、なんとなく、なにげなく、
無心にやってくこと。って思った。


悪い面にフォーカスしててもしょうがないから、
良い方をできるだけみて、いいイメージを持って
手を動かして進んでいくこと、そしてそれを貯金みたいにふやすこと。
これわりと重要なんじゃないか。


なにはともかく、打上げ。


ヨータさんとかねおかくんが並んでるのを見て、
「似てるなあ」と思う。あるところが似ている。
なんていうのかなあ、すごい誤解をうけそうだけど、
ある種の「愛」へのとらえかた。
絶対ふたりともこんなこと言ったら「アホか」と
言いそうだけど。

ある種のすばらしいもの、ほんもの、美しいもの、
きれいなものにたいして、どこかすごい、どピュアな
とらえかたをしていて、そしてそれをふたりは
強く強く求めていて（だからふたりは美しい演奏をする）、
そこがものすごーーーーーーーーーーく似ているという感じがする。



そして、私は、というと、美しくないことに怒ってしまう。


とある演奏者と話したら、
「あなたたちはこういうところでへぼだよね～うふ」
と、一番ぷつんと来る言い方で言われて、ぷつっと切れたのであった。


（→なんか甘～い形容をぴしっと断言する言い方をすると、
「形容甘いなー」っていつも頭にくるんだけど、
自分たちのことを言われたことプラスそういうへたくそ、ていう
批判は同じ演奏者に言われるとギャフンとくるものですね。）



「ははあ。じゃあ、
あなたは・・・・（省略したほうがいいくらいにひどいこと）」
とかいろいろ眠そうな寝起きの彼女にひどくずけずけ言ってしまう。



怒って怒って怒って、かねおかくんととものに、
「きいて！今もうこんなひどいこといわれた！」
と眠りにおちる彼女の目の前で主張。


ふたりに「まあまあ」とさとされる。
そしてそのふたりの対応がかなり大人なので、
「おれ、子供だね」としみじみする。
なんて子供・・・・・。



でも、そして、この人たちとカルテットやってやっぱり
よかった、って思った。


やっぱりバランス。
そして、ある種の愛みたいなものがある。
「ある種の愛」とか今日は多く言ってしまうなあ。
でも、そう思うんだ。
全員が大人だから、という以外に、
いままで歩んできて学んで身に着けたやり方で、
それぞれが愛からくる尊重を互いにすることができて、
そしてそれがフィットする、という感じがする。




頭にきたり、愛にきゅんとしたり、おちこんだり、
笑ったり、でも世界に恋をしたり。
こういうことがたくさんあればいいと思った。
↑別冊マーガレットかおまえは。という感じだけど、
まあ、まあ。