440546 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Choral am Ende der Reise ~旅の終わりの音楽~

Choral am Ende der Reise ~旅の終わりの音楽~

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009.08.10
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
「檸檬」を読んでみたら、みるみるうちに
中学校だか高校のときに国語の教科書にのってたこととか
テストにでたことをすごいリアルに思い出した。


「恐ろしい爆弾とはなんでしょうか」とか。
「くすぐったい気持ちとはなにか、20文字以内で説明せよ」とか。
「ガチャガチャした色とは何色をさしているか、線を引きなさい」とか。


おそるべし国語教育。

文章を読んでたら、そんなことを思い出すんだから、記憶の
ジャンクっぷりを感じる、というか、なんだかすごいな。



しかし、あらためて読んでみると、


この人、ナイキのシューズをはいてジョギングにでかけてたら
こんな暗い文章書いてたかしら?


と思う。



感想文をかけといわれたら、


「運動してないけど頭がむだにいい、世の中や自分に
いらいらがたまった男性が書く文章って感じがします。


けれどもすばらしい描写、形容がいくつもあって、
読むだけで、目に浮かんで、そして世界がせまってくるくらい。」


というふうに書くと思うけど、こんなのでCももらえないだろうなあ。


わざわざ暗いことを書いて暗い気持ちにさせなくていいのに――と思うけど、
それが小説なのかもしれない・・・。芸術なのかもしれない。


でも、でも、せっかく才能があるんだから、
彼が書いている暗い世界・・・・
その先の暗い先にあるしんどいなにかあかりのようなもの、
小さい、ぜんぜん見えにくい、でも先にある蓮の花のような高貴な強い光り、
光を、たどりつくまでにねちっこく、しつこくしつっこく書けばいいのに、
と思った。でも、よくよくよおーーーーーーーーーく読むと、
真っ暗いところにたててある針の小さい穴から
光りをみるくらい(どんな表現だ)に、
すごい彼の遠く求めていた希望のようなもの、
小さいなにかを見るときがある。



やっぱり今は衛生状態も違うしなあ・・でもこの人が今生まれてきて、
健康・エクササイズ・東京マラソン・・とかいってたら、
どんな作品をかいてたんだろう?









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.08.11 01:01:53


PR

Profile

チョロまつの飼い主、のりすけ

チョロまつの飼い主、のりすけ

Calendar

Favorite Blog

ハム翁徒然 ぴょん太2626さん
Der ehrliche Pfeil … ・やまん・さん
子供や演奏など日々… かぷりすさん
on the other side o… タリア川の石さん
ちびすけとママのた… ちびすけゆうのままさん

Comments

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.
X