Choral am Ende der Reise ～旅の終わりの音楽～

まぬくんの写真がアップデイトされていたので、
じっくり見る。


山や東京の写真や、海の写真。景色の写真。
第一印象は、「ピュアだなあ」
と思った。なにがピュアなのだろう？



写真って、その人が何考えて撮ってるかとか
そういうのがただ単に一枚のなかにずばりと出てしまうものだけど、


この人は、「人に良く思われたい」というあくどい欲のようなものが
案外、案外、大変に薄いようにみえる。

もちろん、そういう「さみしい」とか「おれを見てくれ」みたいな
欲が強く入ってそれが原動力になる人もたくさんいるが、
彼は違う気がする。
そういうのがあったとしても、
それがいちいち写真にうるさくでていないのだ。



そして、彼の目に映った世界の光り、青さ、光り、
山はだの美しさなどがただただ写真のなかでフォーカスされていて、
それはほんとうにじっくりみていたら、このところ
いらいらしていたりしていたところがすーっとおさまっていった。



すごいな。




つまりそれって、彼が彼のなかにそういう
ピュアで美しい世界を持っていて、
それを写真という媒体を通して世の中に出しているということだ。




なんていうのかなあ、自然のなかの美しいものや
写真のフレームの中にあるぽつりぽつりとある
光りにものすごく焦点があてられているような感じ。



彼の妻を撮影した海辺での写真とか、
実際に見えないけど、字とかでもなにも書いていないけど、
海辺での魔法やあらゆる種類の愛情がたくさんこもっていて、
なんだかプレゼントのダイヤモンドみたいだな、と思った。