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Choral am Ende der Reise ~旅の終わりの音楽~

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2009.09.02
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カテゴリ:文学の話
『可愛いエミリー』とか『エミリーはのぼる』とか、
モンゴメリがかいたいわゆる『エミリーブックス』が好きで、
最近またよみなおしている。


この本は、1914年から1929年にかけて
書かれたそうで、すごい時代を感じることがたくさん書いてある。


たとえば


主人公のエミリーはオカネモチに好かれるんだけど、



エジプトのピラミッドの王女のミイラがしてたネックレスとかを
プレゼントにもらったり


してる。


それってさー


その当時(20世紀初頭)、つまり
じゃんじゃんピラミッドでは盗掘がすすんで、
そういうミイラがしてた今だったらルーブルに
うやうやしく飾られていそうな宝飾品を
エジプト人が売り飛ばして、
オカネモチ白人が買ってったっていう時代背景が読み取れるねえ



あ、ていうかそれをルーブルにかざったりするようになるのか、後世に



と思った。


ていうかミイラの首飾りを女子に贈るなよ


といいたい。


このオカネモチ氏、彼女と結婚しようとしてて、



『冬の瀬戸内海を彼女と一緒に過ごしたい』




とかすごーーーーーく渋いツウなことをしゃべっているから、




そうか、作者のモンゴメリは日本ツウなのかなと思いきや、





日本のプリンスをちらっとカナダに登場させてエミリーにプロポーズ




とかさせてるので、うなってしまう。



1914年から1929年にかかれた作品だから、
プリンスは昭和天皇かしらん


とか思ってしまう。


そりゃ、ありえね~!


と思いつつも、



いや、時代背景がもっとむかしで、それは大正天皇かもしれないよ?


いや、





南方熊楠かもよ?






と思った。
可能性大じゃねえか!


日本のプリンス、南方熊楠。



大好きです。南方熊楠。一発で文字変換が出るけど、私が登録したわけではありません!



でも、こんな突っ込みどころが満載なのに、
やっぱりエミリーという女性にものすごく共感してしまう。


別にオカネモチに好かれたいとか
瀬戸内海の冬を楽しみたいというわけではなくて



この人の猫好きなところ、とんでもない感受性とか、夜に
落ち込んでしまったりとか、虹の話とか、すごい、
「わかる、わかる、わかりすぎる」とすごい共感してしまう。
この人は私に寄り添ってる。生きてないけど、知ってる人みたいに。
感受性について、感受性と生活することについて、
なんかちょっと電波を受信したりするところ、すごい共感できる。
モンゴメリは、そういう電波受信系だったとしか思えない、
不思議な場面の描写がすごくリアルなのだ。

「すごい当たる不思議な透視をしたあとにやつれる」

ってすごい、してないとわからんよ、て思う。



でも、「瀬戸内海の冬」ってすてきな単語だなあ。
きっと、この言葉がかたられたころは、瀬戸大橋もなくて、

愛媛とか香川とかの海辺にあるすてきな木造日本家屋で
ゆっくりと静かな海をながめたり、
って感じなんだろうな。いいなあ。

瀬戸大橋があってもしまなみ海道(だっけ)があってもいいから、
いつか冬を瀬戸内海で過ごしてみたい。



ね、眠い・・。目がくっつきそう。


プラス3時間だった時差ボケが(いつも夜3時に寝て9時におきてた)
マイナス3時間になってない?








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Last updated  2009.09.02 22:23:44
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