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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2024年08月27日
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カテゴリ:軟弱日本を斬る!
目に見えない事ばかり書いていると、目に見えるモノしか信じない唯物論洗脳者にキ印扱いされるので、たまには、俗世間の物質界の、目にみえることを愚痴紛いも含めて書くことにする。

ちっちゃなときから、TVっ子で、時間さえあれば、録画番組をみる日々だが、自分の好きな番組を改めて考えてみると、番組をみるというよりも、芸人をみているような気がする。毎回欠かさず、よくみる番組は、「ケンコバのほろ酔いビジホ泊」と、「にけつッ!!」のツートップである。

ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版 | BS朝日 (bs-asahi.co.jp)

にけつッ!!|読売テレビ (ytv.co.jp)


ケンコバ氏の哀愁漂う日常ライフに令和のハードボイルドを感じさせ、その哀愁感はどことなく昭和のノスタルジー、松田優作の探偵物語の、工藤探偵のハードボイルドを想い出させる。にけつッは、千原ジュニア氏の日常ライフの価値観と話芸に、ケンコバ氏の探偵みたいな事情調書風の絡み方や間(ま)が相まって、相乗効果で、究極の、お笑いの芸術劇場を堪能させる。

探偵物語 - Wikipedia


漫才のような対談バラエティ番組では、「マツコ&有吉のかりそめ天国」も面白いが、お二人とも成功者というイメージが強く、庶民に寄せにいっているような、ややセレブ感があり、関西風の、お笑い価値観が入った「にけつッ」の方が、日常ライフの庶民感が満載で、千原ジュニア氏の兄せいじネタが、そのほとんどを占めているのだが、あとから、想い出し笑いをしてしまう点で、にけつッの方が、グリコのおまけのように、二度愉しめる。

マツコ&有吉 かりそめ天国 - Wikipedia


かりそめ天国は、みている最中が一番面白いが、見終わってしまうと、あまり印象に残らない点で、夏目漱石の小説のようでもある。漱石の小説のような、厭世感が残らないだけまだ良いかもしれない。このような対談式のバラエティではないが、プレゼン式の秀逸なバラエティで、「私のバカせまい史」も面白く、よく見る番組である。目から鱗のような内容が、日常ライフの定説的な価値観から解放してくれる。

私のバカせまい史 - Wikipedia


先日、このバカせまい史で、名言「世の中には2種類の人間がいる」をテーマにやっていたのだが、ハンマーシュタインというドイツの軍人が、人間を4種類に分けて、軍隊を評価し、無能な働き者が、危険と述べているという。

クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト - Wikipedia

「私が考えるに将校には4つの特性がある。利口、愚鈍、勤勉、怠慢である。多くの将校はそのうち2つを併せ持つ。
 まずは利口で勤勉なもので、これは参謀将校にするべきだ。次は愚鈍で怠慢なもので、これは軍人の9割にあてはまり、日常業務をこなすことに向いている。利口で怠慢なものは高級指揮官に向いている。なぜなら確信と決断の際の図太さを持ち合わせているからだ。もっとも注意すべきは愚かで勤勉なもので、このような者は害を及ぼすのみであるので、いかなる責任ある立場も与えてはならない」
“あるとき、どのような視点で部下の将校を判断するのか、と聞かれた時、ハマーシュタインはこう言った。
「私はね、部下を4つのタイプに分けるんだ。利口な将校、勤勉な将校、馬鹿な将校、怠け者の将校、にね。たいていの場合、ふたつのタイプが組み合わさっている。
 まず、利口で勤勉なやつ。これは参謀本部に必要だ。
 次は、馬鹿で怠け者。こいつがどんな軍隊にも9割いて、決まりきった仕事に向いている。
 利口で怠け者というのが、トップのリーダーとして仕事をする資格がある。難しい決定をするとき、クリアな精神と強い神経をもっているからね。
 用心しなきゃならんのが、馬鹿で勤勉なやつだ。責任のある仕事を任せてはならない。どう転んでも災いしか引き起こさないだろうから」

以上をまとめると、利口で勤勉なのは参謀、馬鹿で怠け者は兵卒、利口で怠け者は将軍、馬鹿で勤勉なやつは除隊。このハンマーシュタインの4分類は、ゼークトの組織論で広まっているらしい。

無能な働き者は処刑せよ|マッコイ (note.com)

勤勉で頭の良い軍人=参謀
なまけ者で頭の良い軍人=前線指揮官
なまけ者で頭の悪い軍人=一般兵
勤勉で頭の悪い軍人=除籍、処刑
会社組織に当てはめてみると、下記になるかと思います。
働き者で頭の良い社員=執行役員
なまけ者で頭の良い社員=中間管理職
なまけ者で頭の悪い社員=一般社員
勤勉で頭の悪い社員=リストラ対象社員

ハンマーシュタインの4分類と、ゼークトの組織論で異なるのは、利口な怠け者をハンマーは司令官にしているのに、ゼークトでは、前線指揮官にしている点にある。つまり、ハンマーでは最上位なのに、ゼークトでは中間にしているところにある。そこで、ゼークトをググると、日本に紹介した翻訳のときに、どうもジョーク交じりで、入れ替わったようである。

ハンス・フォン・ゼークト - Wikipedia

ハンマーの文脈から考えれば、「確信と決断の際の図太さ」が怠け者の素養とみなしているので、つまり怠け者を、要点を絞れ、大要をつかめる長所と捉えているわけで、最上位の指揮官が妥当に思える。だから、利口な怠け者は、的確な判断を下せる司令官に相応しく、会社組織では役員となり、利口な働き者は、中間管理職ということになるだろう。

そして、ハンマーは、馬鹿な働き者は、責任ある仕事につけるな、と言っているだけなんで、人間の生死を扱うので、軍隊全てが責任ある仕事とみなせば、除隊だが、軍隊ではない一般組織なら、金銭の利害だけを扱うので、責任のない仕事はいくらでもあるので、俗に閑職と呼ばれる仕事につければいいだろう。広報とか、研修、教育などである。

自分でいうのもなんだが、自分は怠け者なんで、怠けた分は、要点を掴む利口さに真剣に取り組んだので、自分では馬鹿ではない自負はある。自分の経験からもいうと、この組織論のように、90%は「愚かな怠け者」で、自分がいた職場は、軍隊ではないので、この組織論通りではないが、特に、「愚かな働き者」が要職につくと、馬鹿に刃物を持たせるのと同じで、権限を過剰に振り回しがちで、やらなくてもいい仕事をとってきたりして、現場が混乱し、このような馬鹿者に振り回される経験を頻繁にした痛恨の想いが今でも酷く残っている。結果が全く出ずに、やり損で、損害ばかりである。

無責任にも、そ奴らの口癖が、言われた事だけやっていたらダメなんだ、と説教ばかりして、その説教の時間が無駄なのに、自分が正しい、と思っている、その愚かさに気づいていない。自己の価値観こそ全てで、他者の価値観など見向きもしない。だから自分とは違う価値観の他者にも説教ができるのだろう。

説教には価値観をすり合わせる前提が必要なのもわかっていないから、昨今のような昭和の老害が盛り沢山になる。説教する暇があるなら、その暇を仕事上の価値観のすり合わせに充てればいいだけの話なんだが、自分で要点を絞れないので、誰かにやらせてから結果が出ないとわからない馬鹿なんである。実際に目でみないと現実がわからないおバカさんなんである。やる前に気づけよ、と何度思ったか、まぁ、当時は給料に見合う労働力しか提供しなかったので、建前で済ませたが、そもそも、価値観の共有がないのに、結果を評価できるのだろうかも疑問だった。

予め結果を見積もれない先見力を欠いているから、やってから中途半端に結果が出るから、ある程度の損失を出して、自分の見積もりの甘さ、無能さを、説教して見繕う。だからいつまでたっても、重要な仕事の取捨選択ができないでいる。つまり、無駄な仕事を振るのが仕事なんだから、始末に負えない。振り回される方がたまったものではない。忽ち、人手不足に陥る。しかも、こちら側のアドバイスには聞く耳をもたないから、常にパワハラで、ほとんどが辞めていった。新人なんて口先だけでほとんどが愚かな怠け者なんだから。この組織論のように、重要な仕事を価値観で共有し、命じられた仕事を確実にやればいい話なんである。90%は愚かな怠け者なんだから。

このような不必要な仕事をとってくる愚かな働き者には、勿論、仕事のみの付き合いで、日常の飲み会など交際は絶交を通告したのだが、馬鹿だから、こちらの事情など全く考慮せずに、あちらから仕事を振ってきて閉口した怨みが今でも残っている。色々な部署を回ったが、尿路結石で出勤できないのに、電話をかけて来られたブラックな部署には閉口した。これも前世からの因縁なんだと思って今では諦めているが、とにかく、現世だけの感覚では不条理感満載で、だからこそ、いま前世の因縁や輪廻転生とカルマの法則を、人智学で学んでいるわけなんである。

色々愚痴を書き込んでしまったが、要するに、この組織論でいえば、利口な働き者が、中間管理職に不足しているのが、現代組織の問題点に思われる。利口な働き者を増やすには、待遇を上げるしかないが、ポストが増やせずに、上で紹介した、愚かな働き者ばかりが中間管理職になる。縁故採用や太鼓持ちの手前で、口先だけの仕事の演技で、ほとんどが大根役者なので、無駄な仕事をする、愚かな働き者とわかるが、そんなのが責任ある仕事にいるからまた問題なんである。本来、中間管理職は利口でないと就けないはずなのに、就いてしまうから、特に愚かな働き者が就くから、不必要な仕事を増やして、人手不足に陥り、おかしくなる。

面白いことに、経済評論家の森永卓郎氏が、新NISAと絡めて、資本主義の盲点について述べている。

森永卓郎氏、新NISAには指一本触れるな!「株価が暴落したあとは二度と戻らない」と持論(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

「私はマルクス派に近くて。マルクスはなんて言ったかというと“資本主義は必ず行き詰まる”と。理由は4つあって、まず許容し難いほどの格差が生まれると。この3年間で世界のトップ5の富裕層は資産を倍増させましたが、50億人はより貧乏になっているんですね。そして2つ目は地球環境の破壊、3つ目は少子化が止まらなくなる」と説明。

 「そして4つ目、これが一番大きいんですが『ブルシット・ジョブ』というクソどうでもいい仕事がまん延して、そうすると資本主義が持たなくなるんですよ。今までは株価が暴落した後、必ず戻ってきたんですけど、二度と戻らないと思う」

ブルシット・ジョブ - Wikipedia


マルクスの話だと、このブルシットジョブが増えるのは、資本主義の特徴で、先のハンマーの組織論でもわかるが、愚かな働き者が、馬鹿に刃物を持たせるのと同じように、責任ある職に就いてしまい、この無駄な仕事を増やして、目に見える形にしないと、無駄と気づかないせいだからである。

このような無駄な仕事に、一応は成果は中途半端だが、目に見える形なので、物質的に投資をして、見せかけのバブルを演出してしまうと、いずれは実体経済のモノ化が追い付かなくなり、というのも、無駄な仕事をするのは、人間の倫理上害悪だから、人手不足で、破綻するわけなんである。例えば、宇宙ビジネスなどは、宇宙に出れば出るほど、地球を物質化しなくてはいけないジレンマに陥り、永遠に宇宙には到達できないで、地上を這いずり回る、矛盾の循環性を利用して投資しているわけなんである。

だからして、高次の宇宙人たちは、地球人に、この無意味さをメッセージとして、宇宙に出るよりも、むしろ、地球の環境問題を解決するのが先決で、目に見える事よりも、目にみえない真実を求めなさいと強調しているわけなんである。つまり、唯物論が、目に見えるモノ化の資本主義を地球人に与えたわけで、それがルシファーから、アーリマンへの人類への悪魔の贈り物だったわけなんである。

さて、このような低俗な悪魔から自らを解放するには、先に紹介したバカせまい史では、お釈迦さんが、つきあうべき友人を8種類に分けているのを、紹介している。そして、お釈迦さんは、人生は誰と共に道を歩むべきかが重要と、述べているようである。そして、悪友とつきあうなら、むしろ、一人できっぱりと道を進みなさい、とも推奨しているようである。

お釈迦さんの説く悪友とは、以下の4種類である。
自分ばかり取っていく人
口先だけの人
甘言を語る人
遊蕩の人

そして、つきあうべき友人とは、以下の4種類である。

助けてくれる人
苦楽を共にしてくれる人
自分のためを思ってくれる人
同情してくれる人

このお釈迦さんの8種類の人物像に、先のハンマーの組織論を加味すると、以下のようになるかもしれない。

自分ばかり取っていく人(無能な勤勉者)⇒不必要=閑職⇒ルシファーーアーリマン
口先だけの人(無能な怠け者)⇒兵卒=平社員⇒ルシファー
甘言を語る人(無能な勤勉者)⇒不必要=閑職⇒ルシファー
遊蕩の人(無能な怠け者)⇒兵卒=平社員⇒ルシファー
助けてくれる人(有能な勤勉者)⇒参謀=中間管理職⇒キリスト
苦楽を共にしてくれる人(有能な勤勉者)⇒参謀=中間管理職⇒キリスト
自分のためを思ってくれる人(有能な怠け者)⇒指揮官=役員⇒キリスト
同情してくれる人(有能な怠け者)⇒指揮官=役員⇒キリスト

みえるものよりも、みえないものをみるのが、先見力や、友愛を育むものなんである。





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Last updated  2024年08月27日 15時47分02秒
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