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シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

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2024年09月05日
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カテゴリ:神秘体験空間
フーテンの寅さんにどことなく憧れていたせいかもしれないが、いまはネット渡世の人生を送っているのだが、次のような「これが何にみえる?」という類の心理テストが、よく当たっているような気がするのは気のせいなのか、面白いので紹介したい。

これが何に見える?あなたの「要領の良さ」がわかる心理テスト | TRILL【トリル】 (trilltrill.jp)


この何にみえる?の心理テストは、自分のもつ心のなかの表象を、上手く描き出す自己暗示を利用しているようにもみえる。心のなかの表象とは、真言宗のマントラの梵語で、霊言といわれるものである。人智学でいえば、潜在意識の記憶で、感覚記憶、もしくは感受記憶と呼ばれている。信仰は、この感受記憶による。また、この世での経験からくる通常の覚醒意識での記憶は、悟性記憶、もしくは知識記憶と呼んでいる。だから、通常の、知識の記憶を学習しても、信仰心は生まれないから、唯物論は無神論なのである。

サンスクリット - Wikipedia

梵字とは?お墓で見かける理由 | お墓きわめびとの会 (ohakakiwame.jp)

アーリア人 - Wikipedia


人智学では、現代はアーリア文化期といわれ、アーリアの源流は、古代インド文化を意味する。古代インド人はヴァーダンダや、サンキヤ、ヨーガなどで、あの世と交信し、霊能力を身に着けていたが、やがて、古代ペルシャ、古代エジプト、古代ギリシアと人間が、夜から昼へと覚醒意識から外界への認識を獲得していくにつれて、潜在意識中での交信の霊能力を失い、霊語の梵語を読めなくなって、一部の秘儀参入者や霊能者だけしか読めず、使われなくなって、いわゆる専門用語となってしまい、それも完全に読み解けなくなって、古代ローマの暗黒時代に、太陽霊キリストが、直に人類に教えを説くために、降臨し、当時の世俗語で、聖書を書き換えたが、それもルシファーのカトリック教会によって唯物化されてしまい、中世のカリユガを得て、それを再び読み解く準備がはじまるのが、現代のアーリア文化期の課題なのであるらしい。

早い話、古代インドには、古代アトランティス時代に読み解かれていた、宇宙の仕組みを説いたエーテル文化を記録した古代文書というか、いまでいう先の3つの古代インドの哲学があったのだが、それは聖書に記されたノアに引き継がれ、ノアは、寡婦の子マヌでもあり、ノアの箱舟とは、その哲学のことで、形として外に現れたものが、人間の肉体を意味するらしい。聖書に記されたキュビット云々の寸法は、人体の大きさを示したものらしい。このノアの箱舟は、ダビンチの人体図としても有名である。

ウィトルウィウス的人体図 - Wikipedia



だからして、古代インド文化は、内の心の文化で、次の古代ペルシャ文化は、外の肉体への文化、また次の古代エジプト文化は、内の心の文化で、また次の古代ギリシア文化は、外の肉体への文化、そして、我々の現代のアーリア文化では再び、古代インド文化と回帰するための、内の心の文化へと転換すべきなのだが、ようやくカリユガの時代が終わり、その浮上期に向かっているといえるのかもしれない。

人智学の、この文化期の名付け方は、人類の精神の進化を基に、つまり霊魂の発展段階について、命名しているようで、だから、古代ギリシア時代の終わりから、現代までは、ほとんど完全に霊能力が失われ、人類の進化がほとんど停滞し、堕天使の配下にあるのを意味しているようである。端的にいえば、人類は堕天使によって、欲望につられて、地上へと誘拐されている状態にあるわけで、堕天使の配下にあるので、唯一神に従わなくてもよい、自由な時代ともいわれる。

【シュタイナー】魂の三位一体構造について~感覚魂・悟性魂・意識魂~ | Noos Eggs (cosmolifeology.com)


しかし、霊魂の進化からいえば、古代インドから古代エジプトまでが感受魂(感覚魂)の開発期、古代ギリシアが、悟性魂の開発期、そして、我々のアーリア文化期が、意識魂の開発期と、宇宙の進化計画から預言されている。上に紹介した、ヌーソロジーは、上手く人智学を読み解いているので、参考になるので、抜粋して紹介する。

             ☆        ☆         ☆

霊的世界は、言葉にできない世界です。

その言葉にできない世界を、何とか言葉で表現しようとしたのが「哲学」です。

シュタイナー宇宙論では、紀元前8世紀(B.C.747)以降から西暦15世紀までを「悟性魂の時代」と呼んでいます。

西暦15世紀に悟性魂は成熟をみせ、その後「意識魂」と呼ばれる魂が成長をはじめます。

意識魂は霊的世界から直感を受けとり、悟性魂によって思考してきた記憶とともに、永遠の真理を形成します。

悟性魂は、まだ直感的に霊的世界とのつながりを持っている状態でしたが、この意識魂はダイレクトに霊的世界と接触しはじめます。

さらに意識魂は、自我の成熟をもたらす役割を持っているため、悟性魂とタッグを組んで真の自我性を作り上げていきます。

ヌーソロジーやシュタイナー思想で「霊性回帰には思考することが大切だよ」と学んできましたが、その理由も、悟性魂によって思考することで真の自我性が形成されるからなんですね。

悟性魂によって記憶されてきた過去の輪廻における学びを、この意識魂によって本格的に霊性回帰へつなげていくという感じなのでしょう。

意識魂は15世紀から成長をはじめ、西暦3,573年まで続くようです。

この時代は第五(アーリア)文化期にあたり、この時代のことを「意識魂の時代」と呼びます。

今まさに、私たちが生きている時代がこの「意識魂の時代」になります。

そして15世紀からはじまった意識魂の時代は、三つの魂のうち、もっとも霊的進化に直結する「最後の魂」「魂の核」を育てる大切な時代となります。

              ☆       ☆       ☆

上述の解説のほうがわかりやすいので、上に紹介したサイトはおススメである。人智学をわかりやすく現代語に翻訳できている。この解説のように、最後の魂、魂の核が、人間の自我で、キリストが説いた神の子なのである。我々は、いま自分のなかの、この神の子を育てるために、自分の人生を生きて自分をつくりかえて、地球に生きながら、地球をつくりかえているわけなんである。

だから、いま自分が何をするかで、明日の自分と、将来の地球の運命が決まり、つくられるのである。神の子を大切に育てないと、悪魔の子にもなってしまうわけなんである。

人智学は、この神の子の育てかたを、カルマの法則と、輪廻転生から、解き明かしている。

さて、人智学から解き明かされる、あの世には、国境など人種などもない。ただ愛をどれだけ学んでいるかの違いしかない。この世に転生したときだけ、多様な愛を学ぶために、ある国のある人種の肉体をもって生まれてくるだけである。だから、秘教では、肉体は、愛の教科書と説いている。愛の教科書を通じて、愛を深めないと、逆の憎しみに変わり、論争、闘争、戦争になってしまう。

また愛の教科書を使って、人を差別したり、裁こうとすると、自分が憎しみにより裁かれる。だから、お釈迦さんは、肉体への執着心を解き放て、と説いている。肉体を比較したり、見せびらかすな、と説いてもいる。だから、出家とは、国や民族に拘るな、ということである。慈愛が足りているかどうかである。というのも、あの世には、国境や人種や民族などないからである。ただ、愛の強弱と、愛を深く学んでいるか、まだまだ浅いのか、の違いでしかない。

愛の巡り合わせというか、先日、掃除をしていると、「前世」からのメッセージ、という本が出てきた。人智学を学び始めた前に出逢った本である。この本を読み返してみると、自我の内外の二元性を成立させるために輪廻転生がある、のに気づかされる。

「前世」からのメッセージ | ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢訳 山川亜希子訳 | 書籍 | PHP研究所


人智学では、輪廻転生を、おおまかに次のように解き明かしている。

現世での外界での自我の経験が、次の転生のアストラル体=こころをつくり、アストラル体がこの人生で獲得したものが、次の転生で、エーテル体に表現され、エーテル体の傾向になり、次の転生で、この傾向から、物質体に現れ、物質体での行為が、次の転生で、自分の人生として、自分に帰ってくる。

まとめると、現世での外界での自我=霊の経験
           ↓
      次の転生でのアストラル体=魂
           ↓
      次の次の転生でのエーテル体=幽体
           ↓
      次の次の次の転生での物質体=肉体
           ↓
      次の次の次の次の転生での自我への宿命⇒霊の経験

だから、今生での自我の経験は、4回目の転生で、自分の人生となり、自我を発展させる課題として、宿命となって戻ってくる。いわば4年生の学校ともいえるので、地球大学というべきかもしれない。この4回の転生を繰り返し、自分をつくりかえ、自我を、宇宙の進化にあわせて発展させていく。だから、カルマの業は、巡り巡る輪廻転生なので、マニ車とも呼ばれている。このマニ車がいわばノアの箱舟である。そして、このノアの箱舟が、人智学でいう、人体の4つの体、肉体、エーテル体、アストラル体、自我のことでもある。マニ車は、その4つの体が、カルマの法則で、輪廻転生していくのを意味している。

マニ車 - Wikipedia


このように人智学は、カルマの法則と輪廻転生を、概略的に解き明かしているが、先に紹介した「前世」からのメッセージ、という本には、肉体を持つ必要がないマスターと呼んでいる天使たちによる、具体的な教えが説かれている。非常に興味深いので、以下に抜粋し紹介する。

            ☆        ☆        ☆

(この世での)我々の使命は学ぶことである。知ることによって、神に近づく。我々はほとんど何も知らない。知ることによって、我々は神に近づき、その後に、(あの世で)休息できる。それから、我々は人々を教え、助けるために、(この世に)戻ってくる

これはソクラテスの無知の知である。

我々はこの地上にいる間に多くの段階を通過する。赤ん坊から、子ども、子どもから成人へ、そして成人から老人と、人体をつくりかえていく。そして、老人からもう一歩進んで、肉体を脱ぎ捨てて、霊界へと旅立つ。我々は、このような道を歩み、霊魂の成長を止めることはなく、成長し続ける。

霊界に行っても成長や発展を続け、多様な段階を通過していく。霊界に行くとき、肉体は燃え尽きる。そして、再生(死後の人生の振り返り)の段階、学び(人生で自分が他者にした行為の反省)の段階、決断(欲界で欲望全てを捨てる)の段階を通過していく。

そして、いつどこにどんな理由で、またこの世に転生するのか、あの世で、決断する(最後の審判)。ある者は、もうこの世には戻らないのを選択する。すなわち、他の霊魂の発展を助ける段階に進む。それらの霊(自我)は霊体のままである。ある者は他の者よりも生まれ変わるまでの期間が長い。これは全て、愛の学びと、不断の、奥深い、永遠の愛への成長のためである。

我々の肉体は、この地上にいる間の乗り物なのである。永久に存在し続けるのは、我々の霊魂(自我)で、神から授かった生命、愛の灯、炎なのである。

人間はこの三次元の世界にやってきて、いつそこを離れるのか、自分で選択する。この世に送られてきた目的を果たしたとき、我々は、自分を知る。そして、あの世で、霊魂を休息させ、活力を取り戻したあと、再び肉体に戻るかどうか、の選択が許される。

霊界には7段階の世界がある(これについては以下のサイトを参照、分類は諸説ある。人智学では便宜上、天体の、月、水、金、火、木、土、太陽で示している)。我々は、この世に戻ってくる前に、この7つの階層を通過しないといけない。7つの階層の1つは次の転生を決める世界(最後の審判)である。そこで自分に相応しい転生の時が充ちるまで、待機し、休息する。その天国で、次の転生にどの資質をもっていくか、決定される。

霊格の段階(魂のレベル・階層)一覧と霊格を上げるための公式とは? | ネオ仏法 (neo-buddhism.com)


カルマと学び

我々は、自分の間違えた愛の表現や不正の行為により、支払わねばならない、憎しみの負債を負っている。もし今生で、支払えない場合は、次の転生に持ち越していく。しかし、いつか支払わねばならないのは、それが憎しみだからである。憎しみを支払うことで、霊魂は愛に目覚め、我々は成長する。だから間違えや不正に伴った憎しみは、愛への糧となる。

ある霊魂は、他の霊魂よりも成長が早い。もし堕天使に誘惑され、その負債を返すのを拒否すると、堕天使とともに、内省の世界(独房=地獄)に送られる。そこで、負債返却の相手が会いにくるまで、暮らすことになる。そして、負債相手と共に、同時期に物質界に戻れるときに、戻るのが許される。しかし、戻る時間は、自分たちで決めないといけない。また、負債を返すために何をすべきかも自分で決めないといけない。

全ての約束を果たし、全ての負債を返すために、宇宙には、多種多様の人生が用意されている。

今回はここまでにしたい。





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Last updated  2024年09月05日 16時20分34秒
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