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カテゴリ:神秘体験空間
昭和の学校の卒業式では、必ずといってよいほど、蛍の光が歌われたが、実はこの歌の楽曲が、スコットランドのオールドラングサインを原曲にしているのを知っている人はほとんどいない。この曲を調べてみると、作曲者ロバートバーンズはフリーメーソン員なのに気が付き、この曲の歌詞をみると、かつての古き同志が、袂を分かち合い、荒波に呑み込まれながら、時を隔てて、再会する、歌なのがわかる。
つまり、この歌はメーソンリーが、この表現は石やレンガ、コンクリートブロックの積み上げ構造をも意味するが、本来は、人と人との友愛による積み上げによるメーソン会員の絆を意味するようで、そのメーソンリーの絆を歌っているようにもみえる。この絆による自由な革命や自由な国の、共和国建国が、この歌の背後に隠されているようにみえてくる。 ブロック材研究会|一般社団法人 北海道建築技術協会 – ブロック材研究会 (hobea.or.jp) しかし、この歌が、日本では「蛍の光」に置き換わり、どうも歴史的経緯をみると、イギリス海軍を通じて、幕府の海軍を再編して、明治の日本帝国海軍に導入され、中国の「蛍雪の功(一途に学問に励む事を褒め称えること)」の故事を交えて、かつての学業の友が、国家の重要な位置について、領土拡張と共に国防を担う歌に改変されていく。つまり、スコットランドでは、メーソンの革命の歌が、日本では、倒幕の明治維新の歌になり、帝国軍の領土拡張の歌になっていったわけなんである。 だから、この歌から、フランス革命と、明治維新の裏のつながりがわかる。このような日本史の裏事情を知らないと、歴史は繰り返すというように、現代の政治もみえてこない。フランス、イギリス、アメリカの背後にフリーメーソンがいるのは、都市伝説や、有名な万物を見通す目が、1ドル紙幣に載っているのでもわかる。 ちなみに、以下に紹介する、茂木誠氏によると、日本の日米戦争の敗戦の原因は、人の好い日本人の本性が出たのか、帝国陸軍にソ連のスパイ瀬島隆三がいてソ連に負けるように誘導され、帝国海軍に米国スパイのメーソン米内光政がいて、米国に負けるように誘導され、分裂してしまったせいにある、と述べている。日本が負けるような作戦内容が不可解すぎる、というわけなんである。昭和帝は薄々この2人の裏切り者を知っていたようなのである。大体、特攻なんてものを考えるのが、当時の上級国民が下級国民に強いた差別なんである。当時の帝国軍には厳密な階級制度があった。だから、上級国民は今も変わらずに権力闘争を続けているわけなんである。 さて、明治から令和と、時間を進行させると、巷の、国民はほぼ白け気味の傍観者だった、裏金問題や統一教会問題を解決もできないで、与党の座に居座り続けるための、最低最悪のオジサンの詰め合わせアウトレイジのような総裁選もようやく終わったが、自称ネットフーテンの寅さんとしては、ネット界隈で、パヨク、ネトウヨなどの、左翼、右翼の歴史も知らないで、罵倒用語に使われるのが、あまりにも無知なので警笛を鳴らしたいので、政治史から紹介したい。 CIAエージェント?岸信介〜宏池会の起源|茂木誠 - YouTube 日本の政治史については、上の茂木誠氏の動画に巧く要約されているが、この人は、日本を縄文時代に戻したいと述べているように、どこか懐古主義に執着している感じがして、その意味でやや右よりといえるかもしれない。一般的に、右翼とは、ルシファーの懐古主義で、過去に執着する思想で、逆に左翼とは、アーリマンの唯物主義の、未来の物質主義に執着する思想と、現在を大切にする中道からは区別できるわけなんである。 天使が両翼を必要とするように、片方に偏り、一方の翼しかもたないのは、地獄に堕ちるのを意味する。つまり、神秘学では、かつて行われた天空の戦いから、神に離反した、革新的な、左翼の堕天使が生まれ、堕天使に従わなかった、保守的な、右翼の天使が生まれたといわれている。人智学では、どちらにも偏らない、中道を、キリストの中庸と呼んでいるわけで、仏教でも中道を説くのは、お馴染みだろう。 オカルトでは、左右のそもそもの意味は、生命の樹にあるのがわかっている。生命の樹は以下の図のように、三本の柱からなるが、中央からみて、左右の柱を意味している。この三本の柱のなかに、人体の4つの体、すなわち、自我、アストラル体、エーテル体、肉体が隠されている。 「生命の樹」の概念図−第八章 生命の樹 (aura-soma.jp) この左側には3(理解)、5(峻厳)、8(栄光)があり、右側には2(知恵)、4(慈悲)、7(勝利)があるのがわかるが、左側に過去を充てると、過去の理解、過去の峻厳、過去の栄光となるのがわかる。そして、右側に未来を充てると、未来の知恵、未来の慈悲、未来の勝利となるのがわかる。そして、中央の1(王冠)、6(美)、9(基礎)、10(王国)が現在であるのがわかる。 そして、中央の、王冠が、過去の理解と、未来の知恵からなり、美が、過去の峻厳と、未来の慈悲からなり、基礎が、過去の栄光と、未来の勝利からなるのがわかる。これら、王冠と、美と、基礎が、地上に、王国を築くのがわかるだろう。この生命の樹の流れを、王道と古代人は呼んできたのである。そして、孔子の忠恕、中庸とは、この王道の精神に他ならない。だから、まずは思想を偏らせないのが肝要なんである。 忠恕は人生の基本|共和コンサルタント株式会社‐道路・橋梁設計、都市計画、上下水道設計 (kyowanet.jp) このように忠恕とは、思想のバランスであって、老子の無為自然でもあり、仏教の中道でもあり、かつての中華思想にも、この精神が垣間みられたのだが、唯物化され、覇道により、バランスを失い、古代アトランティスの大破局に至ったわけなんである。この生命の樹の図の、中央の×の、ダアトが隠れてみえなくなっているのは、裏表が逆になって、つまり鏡図になっているのを意味している。ダアトは、善悪を判断する、自由の知識の実を意味し、人間が食べたので、みえなくなっているわけでもある。 生命の樹☆ダアトに光を与える | 数秘で☆キラメク☆いつだって今が一番幸せ (ameblo.jp) 聖書にも書かれているが、人間は、悪魔の蛇に唆され、この自由の実を食べたので、肉体をもち、神智学でいうところの、ネガティブの地の領域に立ち入ってしまった。だから失楽の実であり、禁断の果実とも呼ばれている。永遠の生命ではなく、地上を這いずり回る蛇のような、一回切りの人生を地上で送るようになったわけである。ダウトは、過去の理解と、未来の知恵から生まれた、自由な知識なので、どちらかに偏ると、左翼、右翼となってしまうわけなんである。 過去の理解に乏しいと、過去に執着が残り、過去に拘る右翼となるわけで、自由を束縛する、秩序だった知識、権威をもちがちになる、逆に、未来の知恵に乏しいと、未来に執着が残り、未来に拘る左翼となるわけで、自由を放縦とし、無秩序な、ルールに従わない、我儘な理想主義を好むようになるわけなんである。 いずれにしろ、左翼も右翼も現状を否定している時点で偏った思想で、現状がもつ長所を生かすような肯定が必要である。確かに過去に学ぶのは必要で、過去が、今に生きているのを肯定しないと、学ぶ意味がなく、現状の肯定のその延長上に未来があるのだから、あまりに先を見過ぎても、灯台下暗しになるだけである。 自分の思想がどちら側に偏っているかの判断が重要なのである。 さて、歴史的に、左翼、右翼という表現は、フランス革命の急進共和ジャコバン派と立憲君主フィヤン派が、議会の左側と右側の席を占めたことから、左翼と右翼という言葉が生まれたこととなっているが、ジャコバンという名は、ジャコバン修道院に由来するらしいが、ジェイコブ=ヤコブの名にも由来しているらしい。 ヤコブはイスラエルの祖と呼ばれる人物で有名だが、最近、以下のような動画で、恐らく都市伝説だろうが、ヤコブ=英名でジェイコブが、革命の担い手で、アシュケナージユダヤの系図から、ロスチャイルドを通じて、テンプル騎士団とスコットランド王のロバートブルースから、ジャームズ1世、ジョージ1世と経て、ハノーバー=ウインザー家のイギリス王室、更にフランスでの王政打倒の共和国建国、そしてアメリカ合衆国、そして大日本帝国まで、ジャコバイトと呼ばれる革命軍をつくり、フリーメーソンから派生した建国思想を導入していった経緯が紹介されている。 日本人が知らない彼らの起源/新時代の扉『ロスチャイルド編』総集編 | 考え方の学校 Yoshi Sun TV|YouTubeランキング (yutura.net) 興味深いのは、ジャコブ=ジェームス・ド・ロスチャイルドという人物である。この人物は、フランスグランドロッジの監査役なんである。またジェイコブの愛称はジャックである。ジャックはユニオンジャックや、飛行機ジャックとよく知られているが、「併合、乗っ取り」という意味をもつ。ユニオンジャックのジャックは、ジェームズ1世からきている。 そして、上の動画によれば、そのジェームズ1世の先祖がロバートブルースで、このブルースの母方の先祖がテンプル騎士団の初代総長のウイリアムマーシャルで、父系の先祖がアシュケナージユダヤ人で、更に遡ると、エジプトのファラオのツタンカーメンで、その父アクエンアテンが、モーセのモデルだというのである。そのカギをとくのが、YAP遺伝子で有名になった、Y遺伝子ハプロタイプのR1bであるという。 ちなみに、有名なYAP遺伝子のハプロタイプは、DEである。YAP遺伝子は、日本やチベットの母系民族の原住民系の縄文人に多いのがわかっているが、ハプロタイプR1bは、上の動画では赤髪の遺伝と関わり、アシュケナージユダヤ人と関係が深いらしい。ちなみに、アクエンアテン=モーセも赤髪だったという都市伝説もある。 上の動画によると、アシュケナージは、アッシリアから来た、という意味らしいが、スキタイという意味ももつらしい。このスキタイは、エジプトファラオの娘のスコタに由来し、スコットランドの国名は、これに由来するらしい。つまり、アシュケナージ=スキタイ=スコタなのだという。ユダヤ人は、アシュケナージとセファルディに大別される。セファルは、スペインに多く定住していたので、イベリア=スペインの意味といわれているが、恐らく、「純粋の、生粋の」の意味で、生命の樹のセフィロトを言語にしたユダヤ人のことに思われる。 セフィロトとは、「計算」を意味するらしい。セファルのなかには、あとミズライムの東のユダヤ人もいるらしい。ミズライムはミツライムで、「エジプト」を意味し、土地やその地に定住する人々を意味するらしい。だから、ミズライムからわかれて、モーセによりエジプトを出たのが、アシュケナージとセファルディで、更に進んでスコットランドに到達したのが、アシュケナージというわけなんだろう。だから、残ったミズライムが右翼で、王政維持の保守で、先に進んだアシュケナージが左翼の源流となって、革命思想をつくりあげたのかもしれない。 <90BC976D8E6A8A773233378D862E6D6364> (jst.go.jp) 聖書に出てくるミツライムとは誰ですか? (ministryvoice.com) さて、上の動画によれば、面白いことに、ジェ―ムズ1世の後に、息子のチャールズ1世がイギリスを統治したが、プロテスタントを迫害しすぎたために、反乱が起こり、チャールズ1世が処刑されてしまい、イギリス議会は、自分たちに都合のいい法律をつくり、代わりに、遠縁の現在の王室につながるドイツのハノーバー家のジョージ1世を連れてくるが、スコットランドのジャコバイト派が、フランスに亡命した、チャールズ1世の息子のジェームズ2世に継承させようとして、再び、反乱が起こしたが鎮圧されてしまったという、日本の亀山天皇の後の南北朝のような、継承問題が持ち上がったことがあったという。 この時のジャコバイト派の失敗が、フリーメーソンを通じて、後のフランス革命に生かされたのかもしれない。 長々と左翼と右翼の大まかな近代政治史を紹介してきたが、人智学が説いているように、最悪の人物を選ぶように、フリーメーソンに操られている、のがわかる。それは唯物論では、人物を外からしか選べないわけで、所詮、物質世界を操る銀行の金融支配によるのが、米国の1ドル札をみればわかる。 そして、米国では、かつて、左翼をコミュニストと呼んで、反共体制を築いたが、いまは左翼をリベラルと呼んで、ニューリベラルとか、ネオコンとか、ネオリベラルとかわけがわからなくなっている。そもそもそのようなネーミングをつけたのが、フリーメーソンだからである。左翼も右翼も、メーソンから生まれたからで、俗にいうキングメーカーなんである。ユダヤの祖ジャイコブ=ヤコブとは、「かかとをつかむ者=人を出し抜く者」だからである。このような外の世界に幸福を求めても無駄な徒労に終わるのがわかるだろう。 TOMOX NEW YORK 1ドル札の謎 (fc2.com) 米国では、ヤコブの、「人を出し抜く」賢さが尊ばれるが、そういえば、日本の日露戦争のために、外債を高橋是清に貸しつけて戦費とし、日露戦争での戦勝利益を巻き上げたのも、ヤコブシフという名の、日本人を出し抜いた賢い人物だった。このようなヤコブの末裔の国について、シュタイナーは、いずれ欧米の白人種にアーリマンが受肉するのを預言している。アシュケナージユダヤが、暴力を捨てずに覇道を突き進むのなら、アーリマンがやってくるだろう。それは現にイスラエルとアラブの中東戦争で明らかになっていて、多くのアメリカの大学では、そのアーリマンのかつての学院の唯物的技術の、黒魔術が蘇りつつあるからだ。 ジェイコブ・シフ - Wikipedia というのも、アメリカには守るべき、霊性がみられないからである。かつて中国に受肉したルシファーに呼応し、米国には、アーリマンが受肉するだろう。一回切りの人生に拘るほど、米国は金融により、崩壊していくだろう。というのも、金持ちは天国には行けないからで、天国にいけないということは、永遠の生命を手に入れられずに、永遠に彷徨えるユダヤ人となるからである。 だからアメリカ人は、かつてマックスウェーバーが説いた、プロテスタンティズムの禁欲的に労働する生活態度の、資本主義の精神に立ち返るべきである。労働して得た利益は、社会に還元すべきなのである。社会に還元することで、社会は労働者に職を与えるからである。機械などを導入し、利益を得れば、人間は働かなくなって、労働の喜びを忘れ、神に奉仕する健全な精神が損なわれるだけなんである。金融は麻薬のようなものである。日本では、この精神は仏教の在家信者と同じである。ただし、末法にならない精神でないとダメ。 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 - Wikipedia このようにプロテスタンティズムの精神を忘れ、米国は悪魔崇拝に向かっているが、日本も在家が末法に向かって退廃しているが、日本にはまだ神道が残っている。神道は中今の精神を重んじ、左は火の、地から天に向かい、右は水の、天から地に向かう、エーテルの流れを表している。火と水の循環のなかに、中今がある。 中今は、土を空気にしてくれる。火から水は、固体の土になり、水から火は、気体の空気になる。随神の道とは、中道を失わないことである。左右に傾かない道で、無為自然の、忠恕であり、生命の樹の中央の均衡の柱なのである。仏教では、大日如来の両脇に、普賢菩薩と文殊菩薩があるように、峻厳の柱と慈悲の柱を意味する。つまり、真言宗の曼陀羅は生命の樹でもある。 さて、「前世からのメッセージ」のマスターたちによれば、幸せは、内からやってくるわけで、外に求めても無駄な徒労に終わるのがわかる。だから、外の物質界に求めても、他人と比べても、一時的な満足は得られるが、幸せはやってこないわけなんである。幸せは歩いてこない、だから歩いて行くんだよ♪の三百六十五歩のマーチの歩くのは、外ではなく、内に歩いていくことなんである。 水前寺清子 三百六十五歩のマーチ 歌詞 - 歌ネット (uta-net.com) 内に歩いていくとは、前回紹介したように、老子の無為自然の、大自然のバランスに近づいていくことで、思いやりや、感謝をもって生きていくことに思われる。大自然のバランスには、生命エネルギーが巡っていて、ヒーリングが隠されているのである。だから、生命エネルギーのバランスに従って、歩いて行けば、ヒーリングが得られて、幸福がやっていくのである。 生命エネルギーの流れを、人智学ではエーテルと呼んでいる。エーテルを肉体にバランスよく巡らせるのが、アストラル体の心の働きで、その心を統合し、統一し、一つにしているのが、エゴの、自我である。これらは、前回紹介したように、「今」の漢字の象徴となっている、メーソンの万物を見通す目の三角形である。メーソンの場合は、物質界の金融で、金銭の流れとなるだろうが、本来の意味は、大自然のバランスをとっている、エーテルの流れのことで、この流れを掴むには、万物を見通す目のエゴの自我を、ダアトではなく、霊我に育成させるのが、現代人の人生の課題である。 このようなエゴのバランスについて、「前世からのメッセージ」からの文章を抜粋し要約する。私というエゴは、日常の現実を処理し、統合していく統一機能体である。このエゴは、過去のトラウマに傷ついたり、未来を誇大妄想し、巨大化させたりする。外界への適合性を失うと、一つに集中させられなくなり、バラバラになりそうになる。それが、いわゆる精神分裂症や、統合失調症などになる。大事なのは、物質界への適合を優先し、心のバランスを失うのではなく、まずは、心のバランスをとることにある。 不完全な物質界や病んだ社会になんとか対応し、モノや金銭を手に入れようとしたり、他人に好かれようとして、心の安定を失うのではなく、それらの行為を出来るだけ少なく、減らしていくことで、内なる心のバランスを回復していくことが肝要である。 我々の頭は、過去や未来に、エゴをつなげようとし、外から、絶えずエゴを支配し、分析し、あれこれ考え続けて、習慣や思い癖の偏見をつくり、そこから抜け出せないように、今に生きるのを、妨害している。このような色眼鏡が、現実をありのままに捉える感覚を邪魔している。自分を救うため、ひいては世界を救うために、我々現代人は、エゴをコントロールしなければならない。 シュタイナーは、人間の頭は、前世と来世をつなげるためにあり、頭以外の肉体は、現世を生きるためにある、というようなことを述べている。だから、現世で、肉体で行った行為こそが、頭で統合し、要約されて、前世から、来世へと、新たなる、頭部となって、生命の樹の王冠となって、運ばれるのである。 以上をまとめ、マスターたちの言葉をかりれば以下のようになるだろう。 知識を分かち合うべきなのです。人間は皆、いま活用しているよりも、遥かに大きな力、愛のエネルギーをもっています。目にみえないために、気づかないだけなのです。 霊力は、知識をわかちあうことで、他の人との関係を通じて開発されます。ある人はより深遠な知恵と大きな力をもって生まれ変わっています。そういう人は霊性開発が必要な人を探して、助けてあげるべきです。 地球人は宇宙を巡る愛のエネルギーの活用法を知るべきなのです。 愛のエネルギーの活用法を知るために、シュタイナーの「職業のカルマと未来」から抜粋して紹介する。 ★ ★ ★ 神学的精神分析 潜在意識のなかの「動物的本能」についての理論は、多くの点で事実である。覚醒意識では、「私はこれが欲しい。私はこれを体験したい」と思うが、そのとき、潜在意識のなかの「動物的本能」が作用している。動物的な欲望に、覚醒意識が仮面を被せて、綺麗ごとにしている。 更に、現代の「精神分析」は、「潜在(無)意識のなかに、過去の歴史的な体験、個人や人種、国家その他に関わる残滓が残っている」と主張する。しかし、潜在意識のなかの、これらの活動は、覚醒意識に現れると仮面を被り、全く別物のように振舞う。 今日、世界で起こっている出来事について、「それが、世界各地でみられる民族性から解き明かせない」とはいえない。多くの人々が、民族の権利と自由を高い理想としているが、実際には、潜在意識のなかで、動物的本能が活動している。 精神分析家が、このような動物的本能をどのように議論するのか、知らないが、神学的に解釈する分析家もいる。そのような神学的な精神分析家は、潜在(無)意識のなかに、悪魔の存在を考える。悪魔は、深層意識の奥底の、非合理な地下の領域からやってくる、と主張するのである。 (バチカンによるエクソシストの悪魔祓いは有名である。) 神学的精神分析家は、「人間の潜在(無)意識のなかに、未知の悪魔が活動している」と御託を述べて、科学的な精神分析で不明な異常者を、グノーシス主義者や神智学者のような異教者と決めつける。精神分析をして、潜在意識のなかに、動物本能をみつけ、それが地下から現れる悪魔の正体だ、と主張する。彼らの見解では、精神分析が不正で、悪魔的行為なのではなく、神智学その他の異教を信じる、のが不正で、悪魔的行為とあくまで主張する。 精神分析を批判するつもりはない。ただ、潜在意識のなかの活動を探求していく方向が、現代の精神分析にみられるのを指摘したい。しかし、唯物的な自然科学の先入観により、現代の精神分析、特に潜在意識のなかの探求には、不正の、間違いが生じやすくなっている。 さしあたり、精神分析による探求に関わるなら、「地上の人生は一回きりではなく、何度も繰り返されていくのを知らないと、潜在(無)意識のなかの活動、つまり霊魂のいとなみを正しく分析できない」という事実が洞察できないと話にならない。 現代の精神分析家は、一回の地上生からのみで、全ての意識を説明しようとしている。それでは、的外れな、闇が深い、ぼやけた光で、霊魂の根底を照らし、悪魔を呼び出すだけなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年10月02日 10時35分17秒
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