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カテゴリ:軟弱日本を斬る!
数日前から気候変動の寒暖差の激しさで風邪気味になって体調を崩していたのだが、とにかく暖かくしてひたすら睡眠をとることで、なんとか回復してきた。いま流行りのマイコプラズマ肺炎ではないと思うが、乾いた咳がよく出たので、とにかく出来るだけ外出しないで、家で寝ていたのが良かったのかもしれない。
上のウイキをみればわかるが、細菌感染症は、抗生物質により治療されるが、抗生物質の選択の仕方によって、かえって耐性菌を生み出す所以となってしまうので、免疫力の弱い体質の人には、感染細菌を特定できる厳密な検査と、抗生物質の選択ミスの少ない、専門の感染症医に罹るのをおススメしたい。 そんなわけで神秘学の勉強を今週はほとんど休止していたので、以前紹介した、民王R第2話などのドラマをみていたのだが、大笑いさせてもらい、笑いにより免疫が向上し、良かったのかもしれない。以前紹介したが、笑いは、アストラル体を膨らませ、自我とエーテル体との関与を希薄化し、物質体との間に緩やかな障壁を設けるために、現実とあまり関わらなくするので、物質界の影響を受けにくくする利点がある。 だから四六時中笑っている人は、ある意味、現実と関わるのを拒否しているので、不真面目にもみえるが、季節の変わり目に敏感に反応してしまうと、寒暖差の影響を受けて、体温調節が敏感になってしまい、風邪をひいてしまう恐れがあるわけで、不真面目に笑ってばかりいるのを馬鹿と捉えると、季節感に鈍感なので、馬鹿は風邪をひかないという諺が生まれたのかもしれない。 「バカは風邪を引かない」って本当? | 大津市の鍼灸なら改善率93.5%を誇る東洋はり灸院大津石山院 また笑う門には福来るともいうから、季節の変わり目には、民王Rのようなコメディなどの、お笑いが、おススメというわけなんである。風邪が流行りそうな時期には、お笑いをみて、とにかく笑うのが肝要なんである。というわけなので、今回は、コメディについて考えてみる。 民王Rをみていると、ジョンランディスの映画を思い出す。ジョンランディスというと、マイケルジャクソンのスリラーが有名だが、私はホラーが大嫌いなので、このスリラーはあまり好きではない。そういえば、今週はハロウィンの季節だが、以前紹介したように、エメラルドタブレットによると、ハロウィンと5月のメーデーは、地球の核内に閉じ込められているエクスジアンの悪魔力が地上に影響を及ぼす時期である。 恐らくハロウィンの仮装パーティは、この悪魔力に共鳴しないために、現実を笑いとばすために行われた行事なのかもしれない。古代叡智では、悪魔が恐れる笑いを、「ツァラトゥストラの微笑み」と呼んでいる。ツァラトゥストラの微笑みが、悪魔を退散させた出来事に由来している。 376夜 『ゾロアスター教』 メアリー・ボイス − 松岡正剛の千夜千冊 上のサイトからも、「ゾロアスターは笑いながら生まれた」といわれているように、笑いは人間に幸福をもたらす。ジョンランディスが、スリラーをつくったのは、ゾロアスターの微笑みに由来して、恐らくハロウィンの、悪魔を笑い飛ばす精神にあるのかもしれない。だから、私は、ホラーは嫌いだが、ホラーを笑いとばすコメディは大好きなんである。とくに悪魔の僕となっている権力者を笑いとばすのが大好きで、なんだかそこに反骨心を感じるわけなんである。 80年代のアメリカでは、多くの魅力的なコメディ作品がつくられたが、なかでもジョンランディスの映画、「ブルースブラザース」、「大逆転」、「スパイライクアス」が面白く、どの作品にもダンエイクロイドが出ている。一時期ダンエイクロイドの出演作品をかたっぱしからみた思い出がある。当時のコメディといえば、モンティパイソンと、サタデーナイトライヴがツートップの二大巨頭だった。 どちらも英語がそれなりにできないと面白さが半減してしまうが、とりあえず日本語訳で面白さを理解するしかなかったが、とにかく当時の権力者を笑う姿勢が新鮮だった。日本では権力者を笑ってはならないような、権力に対しては忖度というかゴマすりというか、どこか不自由な重苦しさがあった。日本のお笑いはどこか自分が道化となって、ピエロを演じるものが主流で、権力に楯突くのは御法度だったからである。 日本にも権力者を笑うお笑いもあるが、堂々と演じられないし、表には出ない、恐らく江戸時代の幕府の取り締まりが厳しかったせいなのかもしれない。侍は笑わないとされたし、上杉景勝は笑わなかったといわれていたようである。少し前に、ラグビー日本代表で、笑わない男が有名になったほどである。上杉景勝も、笑わない男の稲垣選手も、越後の新潟出身なのが面白い。 武士に笑わぬ習慣あり⁉ー『市塵』と『養生訓』 | 嶋村初吉のブログ 日本の文化背景に潜む笑いへ のネガティ ブな2側面_pdf 昔の侍の慣習からか、日本では笑わないのが尊ばれるのに、欧米人に対して、愛想笑いをしたのが有名になって、気味悪がれて、ジャパニーズスマイルなどと呼ばれているのは不思議でもある。恐らく、江戸時代までは、笑わないのが美徳とされ、公儀の表向きには笑顔が禁止されていたのかもしれない。当時は厳格な身分制度があって、恐らく下層民には笑いが禁止にされていたのかもしれない。 これは推測だが、恐らく、笑いが許されたのは、貴族階級だけだったのかもしれない。八切史観によれば、武士は、公家が不信(ブシン)と呼んだことに由来し、武士は、下層民のなかから、腕っぷしのあるものを、用心棒として雇った身分から生まれたので、笑うのは厳禁で、主に身分制度上、上のモノが下のモノを笑うしか許されなかったのかもしれない。笑うのにも上下関係があったのかもしれない。 上下関係を度外視して、ましてや、権力者を笑うことなどはあり得ない話だったわけで、明治政府の欧化政策と共に、即席の笑いを輸入したために、ぎこちない、外交辞令のような愛想笑いが、ジャパニーズスマイルとして浸透したのかもしれないが、とにかく不自然な笑いが残っていたために、自分を道化にみたてて、自虐的な笑いが主流になったのかもしれない。米国にも、愛想笑いはあり、それはマクドナルドの、マックスマイルと呼ばれているアメリカンスマイルで、白い歯を強調して健康美でマウントをとる愛想笑いらしい。 権力者を笑うのは、一歩間違えれば、殺されかねない、勇気がいることだが、残念ながら、日本には、このような笑いが欠けているのは否めないところで、巷では、脳科学者の茂木健一郎氏が、日本のお笑いはレベルが低い発言をしたのも、頷けるところではあるが、日本では封建制度が長かったせいと、権力者が絶対権力を握ってきたせいと考えられる。権力者がお笑いの地位を低いものにしてきたせいで、お笑いは、階級が上のモノが下のモノを嘲る、蔑むものとしてきたせいなのが大きいようにみえる。 日本人よ、いつまでも小学校5年生レベルの「お笑い」で満足しているんだよ! いい加減成長しろよ!! - YouTube だから、チャップリンのようなお笑いは、日本のお笑いの素地にはなく、恐らく多くの日本人はチャップリンのお笑いを見て斬新さを感じたようにみえる。私は、チャップリンの世代ではなく、その晩年の作品ライムライトを英語の教科書で習った世代だが、チャップリンに影響されたお笑い芸人の話を聞くと、私がモンティパイソンやサタデーナイトライヴで感じた権力への反骨心を、お笑いに感じているのがわかる。 権力者を公然と笑える自由な社会から考えると、江戸時代などは、お笑いが禁止されていたわけで、いわば、いまの麻薬や公然わいせつなどと同じ扱いなわけで、岡っ引きや目明しなどは、お笑いを取り締まっていたわけで、滑稽本など小説の表現などに少しでも公儀を批判するものがあれば、外様大名家などは取り潰しされるわけで、当時は、お笑いも命懸けだったのだろう。だから、お笑いは隠密活動で、実際、毛利家などは、年頭の正月に、今年こそは徳川幕府を倒すのを密かに話し合っていたので、幕末に倒幕がなったわけで、お笑いを育てる余裕などなかったのかもしれない。 だから、幕府にひたすら恭順を装うために、志村けん氏で有名になった、自虐的な笑いの、馬鹿殿を故意に演じていたようなのである。道化を演じるお笑い師、つまり権力の太鼓持ちのような、現代でいうところの御用学者みたいなのがいて、世間を見下し、権力者の宣伝広報をするような、お笑い師はいたが、これは権力者に媚を売り、お笑いで命乞いしているようなもので、生き恥を曝しているようにみえるから、先の茂木氏のようなお笑い論からすれば、下品といえるのだろう。ちなみに、勝海舟は自分も蘭学者出なのに、学者をけちょんけちょんに貶しまくっている。同じ蘭学者の福沢諭吉とは犬猿の仲だったのは有名な話でもある。 残念ながら、日本では権力者に楯突くのは命取りになりかねないので、お笑いが育たなかった歴史があるのは否めないし、いまでも、民王Rのようなコメディドラマにも、不謹慎などというクレームが出る始末なのである。そんなに権力者の奴隷となって暮らすのが良いのか? 古い価値観にすがりながら生きたいのか? 一体、いつの時代に生きているのか? そのようなクレームをする奴を笑い飛ばしたいのだが、そのようなクレームが至る所で起こり炎上するのも、権力の旨味に取り込まれ、奴隷化されている日本人が多いのか? 権力ウイルスや権力細菌に感染し、お笑い欠乏肺炎になって、お笑いの呼吸困難に陥るのも時間の問題といえるのかもしれない。 権力ウイルスや細菌を殺すお笑い特効薬が必要だが、日本人はお笑いのレベルが低いのでつくれないから、睡眠を十分にとって、この権力の世の中から脱して、権力を笑うドラマを見続けるのが、せめてもの権力感染症の治療法なんである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024年10月31日 20時59分55秒
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