HEROZ
A『また一つ、感慨深い新記録が現実のものとなった。 4月20日、マザーズ市場に上場したHEROZ(4382)は買いが殺到して値が付かず、上場3日目の24日に4万9000円の初値を付けた。公募・売り出し価格の4500円に対しての上昇率は988.8%。これは1999年10月1日のエムティーアイ(9438、JASDAQ上場)の809.1%を超え、現行でのIPO制度の下での新記録となった。この記録は未来永劫破られないのではと想像していただけに驚きを禁じ得ない。』B『IPOの初値爆上げ(値上がり)ランキングは、人材派遣のほうのジェイテック(初値8.7倍化)が、長年TOPを守ってきました。しかし本日初値のIPO HEROZ は、公募4500円⇒ 初値49000円で、約10.88倍化となりました。初値倍率が10倍越えすなわち初値テンバーガーを達成して、歴代ランキングを更新する歴史的IPOとなりました。初値売り利益でも、100株当選で一撃445万円の利益となり、こちらも後世にのこる記録的IPOになりました。』AとBは同じ結果を基に書かれた記事だが違う。倍率と%では数値が異なるという事なのでしょうが、AとBで今までの1位の会社が違うというのが不可思議。あとまあ445万の利益といっても以前は税金が10%位の時あったが、今は20%以上だから、税金が百万近く源泉徴収されて取引手数料が安い会社で実際の利益は354万円位。個人的には昔セレブリックスというのがあったと思い出して調べて見たら、2005年5月に公募46万が初値340万。それが2013年3月に早くも上場廃止されてました。その時のMBO強制買取価格は1株1310円。分割してるのかまで調べてないが、1単位株460000が3400000スタートで、1株1310円で僅か8年もせずに上場廃止。経営陣が上場以来、現物売りと空売りを重ねて莫大な金を投資家から掠め取ったのだ。空売りをしたうえで、2期続けて億単位の純損失を計上し、債務超過に陥ったと発表し、株価暴落させた後でMBOし上場廃止。吊り上げて馬鹿高値で売った株を、業績悪化させて馬鹿安値で全て買い戻して、完全犯罪は無事終了。この手口は親子上場だとさらに簡単に出来るので、海外では親子上場は禁止されたりしてる。日本でも禁止するといってた時期があったのに、東京証券取引所は上場企業の数を稼ぎたいからか、それ以外に東証にもよっぽど美味しい何かがあるのでしょうか、現在も禁止していない。過去にもSBIがイー・トレード証券を上場して安値で買い戻し上場廃止してたが、こんな制度が許されてる限り東京証券取引所は公平な取引所ではないし、世界の中心地になる事もないでしょうね。