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テーマ:読書感想文(668)
カテゴリ:読み物
致知3月号感想文 『2022年は大きな分岐の年。「清新の気概」を持って挑むべし』を読んで 3月号は中西輝政さんの『2022年は大きな分岐の年。「清新の気概」を持って挑むべし』が印象に残りました。 今年は韓国やフランスの大統領選挙、日本の参議院議員選挙、アメリカの中間選挙と中国共産党の党大会があるそうです。それに加えて台湾・ウクライナ情勢もあるので、それで分岐路の年なのかもしれません。 中西さんは韓国大統領選挙で保守派のユンソクヨル候補が優位と予想していましたが、その通りの結果となりました。ただ韓国は保守派の大統領であっても支持率等をみて反日政策をとったりするそうです。 中西さんが他に書かれていたウクライナ情勢は、まさかロシアが侵略戦争を実際にするとは私は思ってもいませんでした。遠い国の話のようにも感じますが、ウクライナは世界でも有数のトウモロコシ等、穀物生産国だそうで、実際に牛豚鶏の飼料が値上がりしているそうで、養鶏業者も影響を受ける事になります。 今後は一部の食品業者が原料を小麦粉等から米粉に変えようと試しているように、飼料も変更されたり、飼料を自社で作ろうとする会社もあるかもしれません。 それに加えてロシアの侵略を止める為に原油の禁輸をアメリカが行ったりして、石油が値上がりを続けています。 ヨーロッパや日本などその他の国々はロシア産原油を禁止せず、ウクライナ人の命よりも自国の経済が大事ですが、それはウイグル人の例からも予想されたこと。 ただ政府だけが曖昧なのではない。例えば最近EUは地球温暖化防止やSDGEsの為という名目で原発推進を新たな方針にした。しかし、日本で今までヨーロッパの環境政策を見習えと言っていた、環境保護派の人々は、地球温暖化防止や持続可能な経済活動の為に、原発を推進するというヨーロッパの政策には全く触れずない事にしている。 そして環境保護の為に原発推進を決めたヨーロッパで、侵略の為に原発を実際に攻撃する国が現れた。 国同士が揉めた時には実際に原発を攻撃さえする国が日本の隣国であるという事実。この現実にあるリスクに、日本の原発推進派は触れない。 万が一の時は、「原発が攻撃されるなんて想定外」では済まされない事です。 EU内でも最も原発を推進するフランスの大統領選挙。ロシア原油を禁輸したアメリカの中間選挙、日本の参議院議員選挙、そして台湾侵略を狙う中国共産党の党大会。中西さんの言う通り分岐路の年であり、ありえないと思っていた台湾侵略も起こりえると思いました。実際には中国は戦争をせずに事実上乗っ取る戦略だと思いますが、起こらなければ一番良いが、ウクライナ侵略よりもさらに日本が影響を受けるので、起こった時はどうするか考えておくことも必要だなと感じました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.11.19 19:45:47
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