テーマ:今日の出来事(292974)
カテゴリ:たあいもない話
空気が乾燥していますので、火の元には十分にご注意を!
本日は、池袋のタワーマンションで売出中です。 新宿の高層ビルや、東京タワー、六本木ヒルズ、はたまた富士山まで、 都心の絶景を一望できる、超ゴージャスなマンションです。 とてもオイラには手を出せない物件です。 (なんてったって、一番のお勧め物件は、1おく8300まんえ~ん) しかし、世の中は不公平にできているもので、 オイラみたいな一般庶民にゃ、手が出せない高額な物件を検討されている、 お客様は結構いらっしゃるんですね。 本日も、ふらっとやって来て、最上階の物件をいたく気に入られたお客様が いらっしゃいました。 ひと通りご案内して、上機嫌でお帰りになるお客様をエレベーターホールまで お連れしたときに、いきなり、 「火事です、火事です、 ただ今27階で火災が発生いたしました。 速やかに避難してください。」 えっ?(*゜▽゜*)? 火災訓練?そんなの聞いてないよ~。 館内放送もそれほど大きくなかったので、てっきり火災訓練だと 思って、何気なくエレベーターを呼ぼうとボタンを押したら、 点きません。(ーー;) うんとも、すんとも言ってくれません。 まさか、ほんとに火事? どうしましょう。 ここはタワーマンションの35階。火事は27階。 ということは、もうじき煙が昇ってくる。 やばい。 はやく、お客様を安全な場所へお連れしなければ、、、、 (この間、およそ0.6秒。128mbのオイラの頭脳はフル回転です。) とりあえず、外で待機している、西総帥と連絡を取って、 本当の情報を教えてもらおうとしたら、、、、 圏外 「タワーマンションって、結構、携帯ってつながらないんですよね」 って、おいっ。ヾ(・・;) この期におよんで物件のデメリットを説明してど~すんねん。 使えない、総帥め ← 使えないのは携帯電話 次の手を考えねばなりません。 「このマンションの売りは、24時間のセキュリティ対策。 各部屋に、セキュリティ会社とつながっている、インターホンがあります。」 って、おいっ。ヾ(・・;) 物件の説明は、もういいって。。。 急いで、部屋に戻り、インターホンを取って、 開錠 って、お~~~~い。ゞ( ̄∇ ̄;) それは、エントランスとの通話用のインターホンだよ~~~ あびない、あびない。 お客様には、気づかれていません。 落ち着いて、セキュリティ用のインターホンを手にとって、 タッチパネルを押そうと思ったら、 操作方法がわかりません。。。。Σ( ̄ロ ̄lll) いろいろなアイコンがあるのですが、どれを押していいのか全くわかりません。 オイラの128mbの頭脳がフリーズしていた時、ふと、本体の下のほうに、 非常 て、ボタンがありました。 こっ、これを押せば外と通話ができる。 震える指先で、ポチッとな。 キュゥウ~ン、 キュン、キュン、キュゥウ~ン 部屋中に、警報音が鳴り響きました。 って、お~~~~い。ゞ( ̄∇ ̄;) この部屋の非常ベルが鳴ってどうすんねん。 姉さん、絶体絶命です。 と思ったのですが、 もしかしたら、このまま鳴り続けば、 警備会社から、なんらかの連絡がくるかも、 オイラって賢い( ̄^ ̄) 待つこと、1分。 一向に連絡が来ません。 もしかしたら、まだ入居していない部屋だから、 警備会社と契約していないのかも。。。。 う~~~~~ん、まいった。(T_T)ノ▽ 八方ふさがり、なす術なし。 こうなったら、お客様を担いで、屋上のヘリポートに逃げようかと思った瞬間、 オイラの携帯が鳴りました。 (ちなみにオイラの携帯の着信音は、エレクトリカルパレード三味線ヴァージョンです。 この緊迫しているときに、見事に場の雰囲気を読めていません。) 西総帥からの電話です。 話の長い西総帥が、めずらしく的確に要点をついた報告によると。 「27階の火事は、ゴミ捨て場のぼやらしく、既に鎮火。 エレベータは直に動き出すとのことです。」 ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ (^_^)/。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆ オイラの心の中では、映画「TOP☆GUN」のワンシーンのように、 外人さんが喜んで抱き合っています。 お客様に、ことの事情を説明し、エレベーターの復旧を待つことに、 暫くして到着したエレベーターには、このマンションの組合長が乗っていました。 「火事は、タバコの消し忘れによるぼやです。お騒がせしました」 いやいや、本当に大事にならなくて良かった。 お客様もひと安心と思いきや。 「見学に来て、こういった災難に会うということは、 買うなと天からの思し召しかもね」って いや~~~~~ん(/▽\) 久々に、間の悪さ天下一品のオイラが登場です。 でも、ここは平静を装って、 「そうですね、天からの思し召しかもしれませんね」 と、ひとまず、同意しておいて、営業マンの必殺パターン 「Yes・But話法」で説得しようと思ったら ← 今時、新卒でも使わんわ 「いや~、そんなことないですよ。住み心地もいいし。 セキュリティもしっかりしてますよ。大丈夫ですよ」 って、組合長が変わりに説得してくれました。 ← でかした! 無事エントランスを出ると、7~8台くらいの消防車と 野次馬の人たちで一杯です。。 オイラ達の、売出机は見事に「立ち入り禁止」の虎ロープで 近寄ることができない状態です。 まぁ、こんな状態で、内見したいというお客様はいるはずはないのですがね。 ご案内したお客様は、 「ご縁があったら、また」と言って、去っていかれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月24日 00時57分52秒
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