会社を辞めて田舎へＧｏ！　～ムコ殿の野望～

またもや、家の鍵を会社に忘れてしまいました。。。。



時刻は、深夜１時半過ぎ、

暦の上では、春と言うものの、このまま野宿をすれば凍死するのは、
レーザーラモンＨＧが、今年一年でいなくなることよりも確実です。


前回、鍵を忘れた時は、かみさんが実家に帰っていたので、
仕方なくネットカフェに泊まりましたが、本日はかみさんがいます、


オイラに高倉健のように威厳があれば、
ためらう事なく玄関のチャイムを鳴らすのですが、
（娘たちを起こすと、かみさんがスーパーサイヤ人になります）


オイラは、肩身の狭い婿養子、亭主関白なんて夢のまた夢、
亭主淡泊がいいところです。


なので、雪が舞降る夜中に、そっとベランダから侵入です、
いい具合に、足元が滑ります。



危なげなく、ベランダにたどり着いたものの、なかなかよじ登ることができません。


年末年始の暴飲暴食がたたって、体がいうことをききません。


今年の目標、体重７０ｋｇは絶対に達成しようと、

この時ばかりは、神に誓いました。　（-人-；）



ようやく、寝室の前にたどり着き、娘たちを起こさないよう、そっと
窓をたたきます。


コン、コン、コン、コン、コン、



暫くしたら、かなり機嫌の悪い顔をしてかみさんが、窓際に現れました。

鍵を忘れて、ベランダから呼ぶのも、一度や二度ではないので、
すぐにオイラの状況を把握したみたいで、

待ってって、というジェスチャーをして姿を消しました。

暫くたって、



ガチャッ！


玄関のドアを開ける音がしました。


（・-・）？

なぜ、玄関なのでしょう？



オイラはベランダにいます、また雪が舞降るなか、ベランダから
玄関に行けということなのでしょうか。


ちょっとした、お茶目な悪戯だと思い、そのままベランダで待っていましたが、
一向に、開けてくれる気配がありません。



おーっい、ゞ(￣∇￣；）

　　　コン、コン、コン、コン、コン、



怒られて、外に出された小学生ばりに、助けを求めます。


ガチャッ！




ようやく、ベランダの鍵を開けてもらいました。


かみさんは、ちょっとだけ怒っているみたいで、
一瞬だけ、愛想笑いをして布団にもぐりこみました。




こんど、ケーキでも買ってきます。



そう思う、小心者のオイラでありました。