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積  乱  雲

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ローリエ・K

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2023.03.27
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相棒くんへ

 

きみとの出会ったとき

ぴぴっと響いた

心がはねた

もうずっとともだちだったみたいに

大好きになった

 

それからもう13年もたったんだ

片時もはなれず

苦しいときも

泣いたときも

いつだって一緒に乗り越えた

 

君とすこしでも離れると

心配になったことも

心の中に君がいれば

いつだって安心になった

 

もう家族以上に家族のきみ

僕以上に僕のきみ

思うことも感じることも

なんでもわかるよ

 

どんな時も励ましてくれた君と

これからもずっと一緒

楽しい時間と

うれしい時間が

もっともっと

楽しくてうれしくしよう

ますますこれからもよろしく

なんたってきみは僕の大切な相棒だからね

 

弟が30歳になった
自分が三十路に突入する前、そこには別世界が広がるようで少し緊張したものだ。
長く生きられるかと命の区切りを意識していたのだなと振り返る。
30になってみるとそこからは見える世界がいつも新鮮になった。
もちろん自分でも初めてだし、周囲の人や健康な人の時間と異なることを痛感もした。
それでも30だいを4年過ごしてみると、人生の真ん中あたりの充実感や
日々の時間を味わう意味が変化してきたた思う。

同じように弟も30歳になると大人だから、と親に励まされているのを聞いてみると
その中に長い時間家族としてともに過ごした大変であっても深く充実した日々が
積み重なっていると思った。
これは自分の時にはあまり気がつかなかった発見でもある。
自分のことを振り返るのと異なり、弟の30年の中には
私自身にきょうだいとして思うところが常にあった。
病状が重い私のためにたくさんガマンさせたとか、
看病とケアで親を独占したとか、
それでも自分で動けるのだからいいじゃないかとうらやんだり
嫉妬したり。

それでも姉ちゃんなんだからと弟の不調でもたらされる休息のなさにガマンしたり
同情したり、怒ったり。
とまあ、普通のきょうだいもこんな感じなのかな。

発達障害のある弟は30歳でもすなおで、表裏なくみんなにやさしくできる。
障害があるきょうだいの私たちは普通のきょうだいのように自立したり
就職したり結婚したりおじさんおばさんになったりということはないかもしれないが
これまでどおり家族の絶妙なバランスと掛け合いで生活していくのだろう。
そこにしっかり存在している相棒の存在は家族にとってもすでに家族の一員となり
困ったときにはいつも助けてもらう頼れる存在だ。
変わらずかわいがり、心を安心にしてもらい、笑顔を取り戻す弟を見るにつけ
時間をかけて育てられた二人の関係がとてもすてきだと思う。

魂の入った相棒君とこれからも仲良く元気で笑顔でいてほしい

誕生日おめでとう!!!





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Last updated  2023.03.27 15:04:58
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