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カテゴリ:あとりえ
13回目のひまわりが咲いた。 なんと最多。 かわいらしい小ぶりの笑顔がゆらゆらしている。 うふふ あはは の内緒話が聞こえるようで 咲くたびうれしい 季節になると必ずやるいつもの行動や出来事が なんともありがたいと思うようになった 日々の当たり前が去年も今年もできたことがしみいる 年によって花のできもよかったりそうでなかったりするのだけれど 今年のいくつかの種からここまでやってきた花は 伴走するマラソン走者のようでもある 花にまつわる思い出話も思い出すし その先に必ず人がかかわっていることに気がつくと もうなかなかお会いできない人だとしても 思い出の中では生き生きと笑っていたりする 花がさくのは嬉しいことの象徴のようでもあるけれど 同時にちょっと寂しい思い出もつれてくる 人生にはいいこととそうでないことが半分くらいずつあるのだとしても 寂しかったり悲しかったりする思い出も 時間とともにいつの間にかよいことばっかり記憶されていく そんなことを知る13年目の黄色である 今日は友達になった人の四十九日の日だ 私は一度しかお会いしていないけれど 詩に曲をつけていただいたミュージシャンだった すごくいい曲で、しょっちゅう母が歌っている 思い出したら花が咲いた、なんて なんだか不思議な気持ちになった 来年咲いたらまた、思い出すだろうな そうしてずっと私の中で歌も人も生きていく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.06.27 10:03:48
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