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7月5日~7日に北海道に旅行に行ってまいりました。
北斗星で札幌まで行き、函館を観光して、帰りは、はやぶさで帰ってくるという行程。 5日金曜日に北斗星で北上。嫁は初めての寝台で寝れない様子。 自分は何度も寝台には乗っているので全然平気だが。 仙台に到着する前に眠ったようで、朝、目が覚めたら青森に着くところだった。 青函トンネルを抜け、函館に着く手前で食堂車に移動して念願の食事。 子供の頃、「東海道新幹線の秘密」的な本で読んで以来食堂車にずっと憧れていた。 今では食堂車を連結してる列車は、トワイライトエキスプレス、カシオペアと北斗星のみ。 やはり数少ない食堂車と言うことで人気が高くすぐに満席に。貴重な体験後、 景色が素晴らしい駒ケ岳、大沼の車窓を抜け昼前に札幌到着。 駅では、北海道版のSUICAの、KITACAを記念に購入した。 札幌では駅前を散策して、本場のすみれを食したかったが、道に迷い断念。 なぜか「あじさい」で塩ラーメンを食べることに…(笑) 札幌から函館に向かうのに「スーパー北斗16号」に乗車。 夕方に函館に着くので、そのまま函館山に上り夜景を見るのが楽しみだった。 列車は気動車ながら130キロ程の速度で進む振り子列車。 快適な旅だった。 長万部の手前で信号が変らず、何分も待たされた。 やっとのことで駅構内に入ったところで車内放送が入った。 「前を行く14号が列車故障で進めません!」 詳細が分からず待つしかなかった。次の放送で「14号のエンジンから発火」 で事態の大きさが発覚。ニュースにもなった例の事故。 不十分な対応で、速攻車掌の説明を受けに車掌室に向かった。 着くころには、車掌は囲み取材状態… 皆の話を遠くから聞き、人がいなくなってから車掌と話した。 事故現場は、単線で退避も出来ないところなので牽引も出来ない、それに現場保存のために 列車の移動も出来ない!最悪な状態とのこと。 となると、乗客の話題は函館までの足。どう振り替えするのか? 14号の乗客は4台のバスで函館まで向かえたらしいが、16号以降の列車の乗客は未定が続く。 バスの手配が着かず、札幌に引き返すなどの話が出てる。 現場検証とかもあるし、次の日も列車は走らないとか言ってる。 旅の行程どころか横浜に帰るのかという焦りがあった。 ちょうどそのころ、横に座っていたご婦人が娘さんと連絡が取りたいみたいで公衆電話を探していた。俺もカリカリしていたので話しかけられても「車掌のところに行けばありますよ」 とつっけんどんな対応しかできなかった。 嫁は、ピンときたのか、残り少ない携帯のバッテリを充電しながら、そのご婦人に差し出していた。ご婦人は携帯電話を持ち歩かない人らしく使い方が分からない様子だった。 娘さんと連絡が取れ、函館から車で迎えに来てるらしい内容だった。 携帯を返してもらう際に、ご婦人から「良かったら函館まで乗っていきます?」と。 なんとも言えないお言葉を頂きました。嬉しさのあまりこみ上げるものがありましたが イライラした乗客の中でご婦人に迷惑がかかるので小声で「お願いできますか?」と。 ご婦人は良くても迎えに来る娘さんがどう思うか分からないので聞いてもらえますか?と 嫁が聞くと快諾していただいたそうで、2時間ほど待つと娘さんが到着。 とても明るい方で、函館まで100キロを乗せていただきました。 道中、函館のハセストのヤキトリ弁当の話題になり、店に寄っていただき、ホテルまで 送っていただき、お礼も受けずにお二方は去ってゆかれました。 列車事故で見通しが暗くなっていた所を、お二方のご好意で旅が続けられました。 見ず知らずの人間を「折角、北海道まで来たのに不愉快にさせてしまって申し訳ない」と お二方は悪くないのに、自分たちのせいで旅が台無しになってしまったかのような口調で お話されてとても恐縮でした。 そのほかにも北海道ならではの会話で移動中は楽しく過ごせました。 どれほど助かったことか、お二方のこのご恩は一生忘れません。 ありがとうございましたm(_ _)m 6号車1Aのご婦人がもしこの文を読んでくださいましたら是非ご連絡を。 なんとも人の温かさに触れた函館までの道中でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.07.08 16:42:55
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