軽自動車と普通車は別生物
軽自動車と普通自動車みなさん,小さい車と大きい車の認識の違いだけですよね?自分も思ってましたが,思った以上に違いがあったので,紹介したいと思います.日本では車の4割は軽自動車であり,馴染み深い車種ですが実は軽自動車は日本独自の規格であり軽自動車と認定されるためには以下の4つの条件を当てはまる必要があります.引用:軽自動車検査協会https://www.keikenkyo.or.jp/information/knowledge/what.htmlサイズ全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下が軽自動車と認定されます.狭い道が多い日本では特に車幅は本当に大切な要因です.引用:カープレミア https://car-premium.net/magazine/6848/乗車定員数軽自動車の乗車定員数は4人以下です.軽自動車(黄ナンバー)である以上,5人以上の乗車は違法となります.一応,子供3人=大人2人,なので5人以上を合法で乗れますが,シートベルトは4つ以上ないためオススメしません,貨物積載量350kg以下ですエンジン総排気量660cc以下のエンジンを積んだ車が軽自動車です.軽自動車であるホンダS660の660は排気量からきてるんですね.軽自動車を運転したことありますが・・アクセルしっかり踏まないと進まない印象があります.以上からサイズ・排気量の違いだけを説明しました.しかし,軽自動車は普通車と違った特徴があります,税金軽自動車の自動車税は一律で10,800円と決まってます.普通車は排気量の違いで加算され,25,000-110,000円です.普通車の最小排気量でも25000円であり,軽自動車の10800円は半額以下であり,すごく安いです自動車にかかる税金は自動車税だけありませんよ?自動車重量税も別枠でかかります.自動車重量税では軽自動車は6,600円,普通車は8,200円-49,200円です.軽自動車は車重が軽いため,道路が傷みにくい理由などから,税優遇されます.保険料自賠責保険の保険料は,軽自動車で2万1140円,普通車で2万1550円とあまり変わりありません.会社・条件にもよりますが・・任意保険料は,軽自動車の保険料は約2万3000円,普通自動車の保険料は3万3000円と,軽自動車の保険料が普通車より2割~3割ほど安いです.届出普通車は運輸省で登録制してナンバープレート(白,3ナンバー)を交付します軽自動車は届出制であり,国がするのではなく軽自動車検査協会が車検証やナンバープレート(黄色,5,7ナンバー)を交付します.封印は運輸省を発行するものであるため,軽自動車にはありません.小型自動車(3,5ナンバー)は,全長 4.7m以下,全幅 1.7m以下,全高 2m以下,総排気量 660cc-2000cc以下と,軽自動車(黄色,5,7ナンバー)はこの枠内に入る形となってます.普通車のナンバープレートの正式名称は「自動車登録番号標」軽自動車のナンバープレートの正式名称は「車両番号標」といいます引用:シンク出版 https://www.think-sp.com/2022/03/01/kikikanri-compatibility-light-car/安全性結論から言いますが,軽自動車は普通自動車と比べて,事故率・死亡率は変わりありません.軽自動車は普通車と同じく,安全性試験を一定以上の基準でクリアしています.ただし,問題は非対称物質の衝突です.当然ですが,重いものと軽いものがぶつかれば,軽いものはふきとばされます.軽自動車同士ならば,軽傷ですが,大型トラックとぶつかれば,軽い軽自動車に大きなダメージが受けやすいです.救急でみるぶん,怪我をしている運転者は大抵軽自動車のイメージがあります.また,小さい分,パーツ制限がかかり,安全性は普通車に比べ落ちるのは事実です.軽自動車は実は日本独自の規格であり,海外では軽自動車は小型自動車の1枠にすぎません.当然,海外では軽自動車のみの税制優遇はないです.また,安全性や環境性により厳しいアメリカでは,軽自動車が厳しい市場もあります.個人的には軽自動車は普通車にかかる税金の1/3で済むのは驚きですよね・・・