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カテゴリ:ぶらり散歩
今日も読んでくださってありがとうございます。
今日の関東は秋晴れです。 落ち葉もカサカサと音を立てるようになって、空気が乾燥してきていることが分かりますね。 上野にある「国際子どもの図書館」は明治時代に建てられました。 「未完の建築」と言われ、政府の予算の都合で手前半分で工事が終了したものです。 正面の外壁は「ごま掛け煉瓦」を使って作られています。 重厚で威厳のある建物ですね。 入り口は現代風の風除室があります。 受付から奥は昔のままに復元、保存されています。 受付の係の方に写真撮影しても良いか確認しますと、 廊下などは良いとのこと 利用されている方にご迷惑にならないように写真を撮らせていただきました。 木製の建具はケヤキ材でできた創建当時のものであるといただいたパンフレットに記載されています。 調整して今も現役で使用されています。 レトロ感があってステキですね! まるでお姫様が降りてきそうな階段です。(^^♪ 大事な建物なので手すりはガードが付いています。 映画に出てくるような窓です。!(^^)! うっとり眺めてしまいました。 吹き抜けの天井には、漆喰の装飾が当時のままに復元されています。 左官職人さんによる日本の漆喰の技術は素晴らしいですね。 この建物のなかの灯りは明治の創建時のものを復元したものと 昭和初期に使用されていたものが混在していますが なんともロマンティックな柔らかい光の灯りです。 明治時代の建物の奥には平成に増築された近代的な建物があります。 その境目は古い時代の外壁と 新しい時代の廊下が一緒になって 何とも言えない静けさのある空間になっていました。 右側のタイルのように見える壁はレンガの表に釉薬をかけた「白薬掛け煉瓦」で出来ています。 コンクリートのように見える部分は、白い安山岩の一種である「白丁場石」です。 この廊下の左手には中庭があって テラスでお茶をいただけるようになっています。 秋が深まる中庭で季節を楽しみながら お茶をいただくのも良いなあと思いました。
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