ファイト単発(車・り)
告白しますと俺は雪がそれなりに降る地方に住んでいるのですが…まあやっと本格的な降雪と思しき現象がやって来たってとこか!いやはや…暖冬だね…今冬の地球温暖化はよくねばる!!…と、これが新型カローラのキャッチコピーをもじったものだと気付いてくれる方はいるだろうか…いたらいたでけっこう恥ずかしいですけど…このキャッチコピーは明石家さんまのCMで使われていますが俺が気になったのは禅宗の寺で柄本明と木村拓哉が共演している方のCM…その中に「自分の進む方向が前だ」という言葉がありますね…いやあるわけですが…どこかで見たことがある…と!それはね(なーんでか?の人風)イラストレーターのナカムラミツルがその自伝的著作物(くどい)に書いていた「前向きに?後ろ向きに?どっちだっていいじゃん。向いた方向が前だから」という言葉と意味が同じではないか!と。先ほどのナカムラミツルの言葉はその本で見てから「なるほどなるほど…」と、私の中で「好きな言葉第1種」としてお気に入りだったのですが…(第2種はこっち。まあ今見てみたらあんまりいい説明じゃないな…)「自分の向く(進む)方向が前だ!だからその方向に向かって突き進めばいいのさ頑張れうひゃあ!」なる励まし文句は日本人の間で脈々と受け継がれている精神的支えとなる的価値観(くどい…)だったりしないのだらうか?もしそうだとすればその起源はどこに見出すことが出来るのか?推測の域でしかないがカローラのCMは禅寺が舞台であることから禅の精神に件の言葉が由来している…のだとすればけっこううれし…禅の精神は外国でも注目されているというし日本から哲学を発信する際の一つの基盤となっている(と思う)ので、なんか…わりかし興味がわいてきた…ので、誰か調べてくださいという他力本願…あー……でもうちの檀家は曹洞宗で他力ではなく自力の思想だったわ…とっここで先ほどの「禅寺のCM」が伏線となって生かされるということだっ!…すいません…つまるところこれまでの展開を何ら生かすことなくグダグダで終わるという王道のパターンとなるのだが、あれでしょうな…センター試験の演習問題だったら先ほどの「伏線の件」は「問5 本文の内容と合致するものを次から1つ選べ」なる問題の選択肢1番として「誤り。カローラのCMが伏線として生かされているかどうかは本文から判別できない。」と一蹴されて終わるのか…さて…2,自分が他力本願を望んでも、生まれもった宗派の関係でそれができないという筆者の運命に対する絶望感が冷静な筆致で描かれている。3,「自分の進む方向が前だ」という自らの信念を車を通じて確認したことにより、「私」の車に対する好意がさらに確固としたものになっていく過程が描かれている。4,雪国の人間として豪雪に悩まされる覚悟をしていたが思いもよらぬ暖冬に車のキャッチコピーを引用する余裕を見せるなど、状況によって行動が変わる「俺」の人格に対して批判的な流れで文章が進められている。5,方言を多用することによって、高度経済成長に翻弄される炭坑の街の人々の姿をリアルに、力強く描いている。…多分全てハズレだな…これ書くのに結構手間がかかってしまったがこういうのに限って少し期間をおいて改めて見たときの後悔の念が強くなるのです…断言できますっ