霧島 新燃岳 「火口周辺は引き続き警戒が必要」
宮崎,鹿児島県の県境にある霧島連山の新燃岳の活動について火山噴火予知連絡会は、6月18日,「火山活動は落ち着いた状態が続いているが、小規模な噴火の可能性は否定できず、火口周辺では警戒が必要だと」という検討結果をまとめました。 新燃岳は、おととし9月以降、噴火は発生しておらず、火口にたまった高温の溶岩の状態に特段の変化はないということです。火山噴火予知連絡会は、「火山活動は落ち着いた状態が続いているが、火口には高温の溶岩がたまっていて、小規模な噴火の可能性は否定できず、火口周辺では警戒が必要だ」とし,注意を呼びかけています。 霧島連山は,高千穂峰(1,574m)・御鉢(1,408m),中岳(1,332m),夷守岳(1,344m),硫黄山(1,310m),韓国岳(1,700m),獅子戸岳(1,428m),大幡山(1,306m),甑岳(1,301m)と,新燃岳(1,421m) から形成されています。 ▼霧島連山の成り立ち 霧島連山は,宮崎・鹿児島県境に位置し,加久藤(かくとう)カルデラの南縁部に生じた20を超える安山岩の小型の成層火山・砕屑丘からなる火山群です。 成層火山は高千穂峰,中岳,大幡山などで,砕屑丘は韓国岳,大浪池,御鉢(高千穂峰の西),新燃(しんもえ)岳などで,山体の大きさに比べて大きな火口を持ちます。 また,大浪池,大幡池,御池,六観音池など多くの火口湖があります。えびの高原と南西側山腹に温泉・地熱地帯があり,特にえびの高原の硫黄山では活発な噴気活動がみられます。 楽天トラベル(レンタカー)