変わる「チェーン規制」-スノータイヤのみは駄目 法律-12月上旬に施行
これまで,「チェーン規制」の場合,スタッドレスタイヤ装着といったすべり止め策を講じていればOKでした。それが,12月上旬から,「タイヤチェーンが必須な規制」となります。車両立ち往生が多数起きている状況を受け,国は「チェーン着装必須」を打ち出しました。国土交通省は,12月上旬の法改正(公布および施行)を予定しています。
今回,「チェーン必須のチェーン規制」制度化の理由は,近年,大雪の際に国道などで多数の立ち往生車両が発生し,通行止めが長期にわたることが多くなっているためです。
なお,首都圏では自動車の雪への備えが十分とはいえません。2018年1月22日(月)から23日(火)未明にかけての首都圏大雪の際,警視庁によると,22日16時30分から翌23日朝6時にかけて,東京都内で人身事故が41件,交通物件事故(当事者にケガがなかった事故。車両どうしの接触などを含む)が699件発生しています。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
――冬タイヤを履いていてもチェーンが必須
これまで一般に「チェーン規制」と呼ばれていた通行規制は,タイヤチェーンに限らず,スタッドレスタイヤ装着などのすべり止め策を講じていれば通行可能でしたが,今後,「チェーン規制」は,「スタッドレスタイヤを履いていてもチェーン装着が必須」となります。
――スタッドレスタイヤを装着していてもチェーンが必要な「チェーン規制」は,どのような区間で行われるのか?
過去に立ち往生が発生している箇所や,勾配5%(100m進むと5m上がる/下がる)以上の峠道が中心です。全国一斉にはできませんが,峠区間の前後にチェーン着脱所が備わっているところなどから実施します。
――道路標識の新設
「タイヤチェーンを取り付けていない車両通行止め」を意味する道路標識も新設される見込みです。
★ 楽天市場-車のチェーン (全198,949件リストアップ) ★
★ 楽天市場-車のチェーン (全198,949件リストアップ) ★