新型コロナウイルスの感染拡大
--⇒⇒二〇××年、中国でサッカー・ワールドカップが開催された。しかし、スタジアムから遠く離れた雲南省で致死率六〇%の強毒性インフルエンザが出現! 中国当局の封じ込めも破綻し、恐怖のウイルスがついに日本へと向かった。検疫が破られ都内にも患者が発生。生き残りを賭け、空前絶後の“東京封鎖”作戦が始まった。・・・・・・・
講談社は3日,小説の文庫版『首都感染』(作家・高嶋哲夫著)を1万部増刷しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け,「予言の書」とも評されている同書への注文殺到から,異例の対応が取られたということです。
『首都感染』は,中国でのサッカーW杯開催中に同国内で高致死率の新型インフルエンザ・ウイルスが現れ、首相が感染拡大阻止のために東京封鎖を決断するフィクション。2013年に文庫化され,9刷で累計約3万5000部のロングセラーですが,新型コロナが世界的に拡大すると「中国」「新型」「首相」など現実との多くの共通ワードが含まれることもあって「予言の書」として一気に注目を集めています。
講談社は,2000部の重版を2度行ったが,今週になってさらに問い合わせや注文が殺到したため、一気に1万部の増刷に踏み切りました。単行本発表から10年が経過してからの重版1万部は極めて異例ということです。
▼新型コロナウイルスの感染拡大
『首都感染』は、ウイルスがどのように感染していくかを知ることのできる書です。多くのデマ情報も飛び交う中,一つの心の準備に,役立つ本として注目を集めています。