藤井七段 タイトル最年少挑戦の可能性 -将棋・棋聖戦-
新型コロナウイルス感染症騒動のあおりを受け,将棋の最年少棋士藤井聡太七段(17)が挑戦の「第九十一期棋聖戦」対局が制限されていた。だが,新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の全都道府県での解除を受け,日本将棋連盟は棋聖戦5番勝負の開幕局が6月8日に開幕すると決めた。
これにより,最年少棋士の藤井聡太七段(17)に,一時は日程的に厳しいとみられた史上最年少での8大タイトル挑戦の可能性が出てきた。これまでの最年少挑戦記録は屋敷伸之九段(48)の17歳10カ月24日。7月19日に18歳となる藤井七段がこの記録を上回るには,挑戦権を獲得した上で,6月11日までに渡辺明棋聖(36)=棋王,王将と合わせ3冠=との5番勝負が開幕する必要がある。